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ペット

老犬介護のために買ってよかったもの8選

我が家の柴犬は、現在15歳7カ月になりました。
15歳の誕生日を過ぎた頃から急に衰えが出始め、日常生活で色々なサポートが必要になってきました。
そして、認知症または脳腫瘍からくると思われる歩行困難から、半年後にはほぼ寝たきりになってしまいました。

私にとっては、老犬介護は初めてのことで戸惑うことばかりでしたが、色々な動画やブログなどを参考に試行錯誤しながら、うちの犬にとって一番いい方法を考えに考えた半年間でした。
犬の症状や介護の度合いによって必要なこともまちまちだと思いますが、我が家で介護するにあたって、買ってよかったものをご紹介したいと思います。

歩行補助ハーネス

前足がなんとか歩ける状態で、後ろ足がもたつくようになった時期に購入しました。

この歩行補助ハーネスは、歩行が難しくなってくる初期の頃にはとても役に立ちましたが、すぐに前足がもたつくようになり、さらに頭が下がってきて顔を地面にぶつけそうになることがしょっちゅうになり、散歩での出番はなくなってきました。

ただ、家の中でちょっとの移動やリビングのちょい散歩の時などに、胴回りにスッと差し込んで気軽に使えるので便利です。
ほぼ寝たきりになってしまった今も活用シーンはあります。

車椅子

車椅子は、介護グッズの中でも一番役に立った物であり、今ではこれなしの生活は考えられません。

YouTubeやInstagramでは、車椅子を自作されている方々も多いですが、夫婦共に不器用なので既製品の購入一択でした😅

うちの犬の場合は後ろ足だけでなく、前足も弱っていたので、4輪車でないとダメでした。
色々な飼い主の方のInstagramなどをみていて、良さそうだったのがポチの車イスでした。

ポチの車イスは、足入れするだけで済むので着脱がメチャクチャ楽です。毎日のことなので、これは重要ポイントです。

予約して直接お店へ行って採寸・製作してもらえば、1〜3時間程度で当日持ち帰りできるようです。

犬種や車種によって違いますが、3〜5万円くらいします。
私が購入したのは、メルカリで出品されていた中古でしたので、少し安く購入できました。

車椅子の購入を考える時というのは、かなり高齢になっていることが多いので、いつまで生きられるかわからないのに高い出費に躊躇するかもしれませんが、絶対にあったほうがいいと思います。犬にとっても飼い主にとってもQOLが相当上がります

まず、散歩が快適になります。
散歩でヨタヨタする老犬を持ち上げながら腰をかがめて散歩する方を時々見かけますが、絶対に腰を痛めるので、できるだけ早めに対策を考えたほうがいいと思います。
車椅子であれば、散歩距離も長くできますし、犬が楽に歩けるだけでなく、飼い主も腰を曲げずに楽な姿勢で散歩できます。

そして、車椅子は、外の散歩に使うのはもちろんですが、むしろ家の中でこそ活躍します。

うちの場合は、強制給餌の際に体を固定するのに使っています。
車椅子がなかった時は、抱っこして体を固定することから何からすごく大変でしたが、労力が半減しました。
詳しくは別ページで書いています。

食べない高齢犬にシリンジでの強制給餌で危機的状況から回復できた

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最近では、外の散歩があまりうまくできなくなってきて、家の中でのグル活中心になっています。
結構ごきげんでグルグル回ってくれて、適度な気分転換と運動になっているようです。

夜泣きにも効果を発揮することが多いです。夜泣きしたりぐずったりしたときに、とりあえず車椅子に乗せて、少しグル活をさせると治まることが多いです。
しばらく放っておくと、車椅子のまま居眠りしてしまっていることもあります😆

特に、ほぼ寝たきりになってしまうと、1日のうち、何度かは立ち姿勢でいる時間も大切なようです。
気分転換になりますし、床ずれ防止にもなります。動かせるうちは少しでも体を動かしたほうがいいですし、そのサポートに車椅子はすごく役立ちます。

とにかく、使い方によってはもっと幅広い用途があると思いますので、私の中では、一番おすすめしたい介護用品です。

床ずれ防止マット

自分で寝返りをうったり、体位を自由に変えて寝られる段階では不要ですが、体の自由がきかず、ずっと同じ姿勢で寝るようになってきたので購入しました。
やはり、同じ姿勢で寝ていると床ずれが心配になります。
ネットで探して、評判の良さそうなものを購入しました。
色々と意見が分かれるようですが、高反発のクッションのほうが体重がうまく分散されるような気がするのでこのペットケアマットを選びました。

厚みは4cmほどで、しっかりとした弾力があります。

うまく体重が分散されているようで、寝心地も良さそうです。

うちの場合は、当初はサークルの中に収めようと思っていたため、Sサイズにしましたが、現在はサークルは取っ払っているのでMにしておけばよかったかな、と思います。

写真のように、柴犬の場合はちょっとギリギリのサイズですね。
まぁ、ほぼ動けない状態なので、それほど不自由はありませんが…。
普通サイズの柴犬でしたらMサイズがいいと思います。
いずれにしても、安い割に品質がしっかりしていて使いやすいのでコスパは抜群だと思います。

補助機能付きベスト

自分の足で歩けなくなり、飼い主に動作を完全に依存するようになってきたので、屈んで犬を動かすたびに腰がやられ、中年の体にはキツくなってきました😢

それで、あるブログで紹介されていたペティオの補助機能付きベストがとても良さそうだったので、早速購入しました。
こんな感じで便利なだけでなく可愛いです😊

裏はメッシュで通気性も考えられています。

紹介されていた内容通りの使いやすさで、買って大正解でした。
大きくかがみ込んで腕を犬の体の下に差し込んでグイッと持ち上げるという動作を何度もするので、その動作の負担が半減しました。

犬にとっても無理な姿勢になり捻ったりすることなくぶら下げて移動できるので、むしろ安全で快適なんじゃないかと思います。

体の向きを変えたり、移動したり、車椅子に乗せたりと、持ち上げる動作は介護レベルが上がるごとに増えていきます。
そういう段階になった時に、できるだけ無理のない介護ができるようにするために、強くお勧めしたい商品です。


格安オムツ

オムツが必須になり、ペット用のものを探して、一番メジャーなユニチャームのマナーウェアを購入しましたが、1枚当たり約65円と少々高額です。

一般的にいえることですが、「犬用」になると、とたんに値段が跳ね上がります。おやつにしても衛生用品にしても、人間用の方が安いことがほとんどです。

そういうこともあり、人間の赤ちゃん用のオムツに尻尾の部分を加工した方が安くつくので、作り方が紹介されたりしています。
でも、私が不器用だし手間がかかるし、ということで、できるだけ安い犬用オムツを探しました。

それで、かなり良いものを見つけました。

うちの犬はMサイズで、1枚当たり37円です。犬用オムツの中ではかなり安い方だと思います。

吸収帯の大きさも十分あって、大量にオシッコをしてもしっかり吸収していました。むしろユニチャームのものより横漏れも少なく、吸収力がある気がします。
少しビニール部分がゴワつく感じがするのが気になる程度で、他は満足しています。

介護食用シリンジ

こちらは上記の別ページでも紹介していますが、流動食には必須です。

ミキサーでふやかしたドライフードをペースト状にしたものを詰めるので、多少の塊が残ってしまっていることもあるので、目詰まりしにくい口の大きいものを選びました。
このシリンジは、口の中にも入れやすく丈夫で、かなり優秀です。

スタミノール

介護状態になっている場合、病院から薬をいくつか処方されていることが多いと思います。

うちの場合もそうで、毎日錠剤を数種類飲ませています。

うちの犬は、すでにドライフードに限らず固形のおやつも食べられない状態なので、薬を飲ませるのには苦労します。

そこで、食欲が落ちた時にトッピングとして使っていたスタミノールを投薬の時に使うとうまくいくことに気づきました。
かなり粘度があるので、錠剤を混ぜて口に入れるのにちょうどいいのです。味も気に入っているようで嫌がりません。

ちゅーるでもいいかもしれませんが、スティック状の食べ切りサイズなので使いづらいです。ちょっと粘度も足りません。
スタミノールの方が、チューブタイプで、ほんの少しずつ必要な分だけ使えるので便利です。

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抗不安薬(輸入)

夜泣きについては、別ページで詳しく書いていますので、ご参考ください。

高齢犬の夜泣き対策で私がやっていること(薬や生活サイクルの変更など)

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寝たきりになってからは、ほぼ毎日夜泣きをするようになり、飼い主の方はホトホト疲れ切っていました。
先生に相談して処方してもらった薬の中で、一番効果があったのがコントミンでした。
これがあることで、精神的にものすごく楽になり、お守り的な存在です。
他のことをしなければいけない時や、睡眠をとりたいときに、なくてはならないものとなっています。

しばらく使っていて、かなり助かっていたのですが、ある時期から、国内メーカー欠品となってしまい使えなくなってしまいました。

そこで、私が日頃からよく使っている個人輸入のサイトでコントミンのジェネリックが購入できることがわかり、早速購入しました。

病院へ行くのが難しい場合や、いざという時のために常備しておきたいという場合におすすめです。
ただし、その場合でも、必ず最初は先生に処方してもらい、適量を把握しておく必要があります

1錠あたりの用量が大きいので、それぞれの犬の適切な用量になるようにピルカッターで調整するなどして、十分投与量には注意しなければいけません
100錠も入っているので、そうそう使いきれない量です。人間にも使えるものですからね。

現在は、耐性がついてしまっていて、夜は半錠使っています。
夜泣きがなくなればできるだけ減らしたいとは思っています。

まとめ

以上、現在使っている中でも、特におすすめの8選をご紹介しました。
他にも細々とした介護用品は色々ありますが、我が家にとってはこの8つは必須で、これらがなければ介護が成り立ちません。

老犬介護では、飼い主のストレスも大きく、私も心に余裕がなくなり優しく接することができないことが時々あり、そのたびに自己嫌悪に陥ります😢

こうした介護用品で労力を少しでも減らすことができれば、その分、残り少ない愛犬との貴重な時間を余裕をもって接することにもつながるのではないかと思います。

便利な介護用品を積極的に使って、犬にとっても飼い主にとっても快適な介護ライフを送りたいものですね。

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