30代後半頃から、白髪が目立ち始め、まず、ヘナから使い始め、ヘアカラートリートメント、ヘアマニキュアなどを使用してきました。
縮毛矯正をしていること、毛が細くて傷みやすいことがあり、通常のヘアカラーは、ほとんどしたことがありません。上記の非ジアミン系のものばかりを使ってきました。
ヘアカラートリートメント
ヘアカラートリートメントは、ここ数年でずいぶん種類も増え、染まりも格段に良くなってきているようです。私も使い始めて4年ほどになりました。
白髪染めについてのネット検索をしていて、あるブロガーさんが紹介していたのをきっかけに使い始めました。
それまではヘナを使っていましたが、使ってみてその手軽さを知ってしまうと、もうヘナには戻れなくなりました。
ものぐさでも気軽に染められる方法
ヘアカラートリートメントの良いところは、文字通りトリートメントなので、アルカリヘアカラーと違って髪や地肌を致命的に傷めることがないことです。
だから扱いも結構アバウトで問題ないので、とっても気楽・手軽です。たとえ地肌についても、放置時間を間違っても、それほど気にする必要がありません。
以下、私のものぐさな使用法です。
上記のブロガーさんいわく、ヘアカラートリートメントは、しっかり染めたければ乾いた髪に使用したほうが良いそうです。ほとんどの商品が、シャンプー後の使用を勧めていても、シャンプー前の乾いた髪に使用して問題はないそうです。
一度シャンプー後に使用したことがありますが、タオルドライしたり、お風呂の中で待っていたりするのが結構面倒だった上に、染まりが悪かったので、それっきりその方法では使用していません。
ボブヘアの髪だと、どの商品でもピンポン玉2~3個分くらい使います。
そして、泥んこ遊びのように直接髪にペタペタ塗り付けていきます。この辺の方法はヘナと同じ感じです。よりしっかり染めたいところ(前髪の生え際)から順に塗り付けていきます。
このとき素手で塗ってもいいのですが、私は爪に入るのが嫌なので、安い使い捨て手袋を使っています。
最初は美容師さんが使うような刷毛付きのブラシを使ったりして丁寧に塗っていましたが、今はゴリゴリ手のひらで擦り付けちゃってます(笑)。でも、丁寧に塗った方が仕上がりも良いとは思います。ブラシを使うならこちらがおすすめです。
手で全体にまんべんなく塗り付けた後、以前に購入した大島椿ヘアカラートリートメント(今は廃盤になっているようです)に付属していたオマケのブラシをずっと使っています。これがすごい優れものでずっと使っています。適度に目が詰まっているため、梳かすときにテンションかかるからです。
ヘアカラートリートメントを仕上げに全体を梳かして馴染ませる際は、ブラシは適度に目の細かいブラシをお勧めします。というのは、ある程度テンションをかけて、髪1本1本に絡めるように付けたいからです。
ブラシを使って根元から髪を持ち上げるように大きく左右に向きを変えて全体にしっかり梳かします。ここに一番時間をかけます。
その後、30分ほど置きます。その際、キャップをかぶって、ドライヤーなどで加温したほうが良いようですが、私は特にそれはしていません。
その代わり、アルミ製のキャップをかぶって、じんわり蒸らすかんじにします。
その後、家事を片づけたり、風呂に入る準備をしていたら、あっという間に時間はたってしまいます。
この時、襟ぐりの大きい服か、前開きの服を着ている方がキャップをかぶったまま脱ぎ着しやすいです。
では、これまで使って良かったものを、使ってきた順番に紹介します。
ルプルプ LpLp
先ほどのブロガーさんがおすすめしていたので、まずこちらから使ってみました。
どの商品でも私は無難なダークブラウンを選んでいます。アルカリカラーと違って髪をコーティングするものなので、好きな色には変えられないから、ダークブラウンが一番自然な感じになる気がします。
ルプルプは、特別な自然環境でしか育たない貴重なカゴメ昆布に含まれるフコイダンから、独自のLpLp Wフコイダンなる成分を開発したそうです。それによって、やさしく補修し、しっかり染められます。
コーティングするだけでなく、キューティクルを守りながらもその隙間から色が少しずつ美容成分とともに浸透するようです。
ルプルプは、仕上がりは気に入っていたのですが、匂いがどうしても合いませんでした。人工香料でなく天然アロマでラベンダーの香りだそうですが、どうしても灯油臭く感じてしまったのです。
いくら良いものでも匂いが合わないと、長く付き合う上で難しくなってしまいます。
ただ、これは私に限ってのことで、少数派だと思います。匂いが合う方であれば、おすすめできる商品です。
公式ページはこちらから。キャンペーン中であればこちらの方がお得な場合もありますのでチェックしてみてください。
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スカルプD ボーテ
育毛シャンプーで有名なスカルプDのヘアカラートリートメントです。
定期購入でルプルプよりお安く購入できたので、1年使用してみました。
使用感は、ほぼ同じですが、染まり具合はこちらのほうが良かったです。
欠点は色落ちが続くことです。ルプルプはじわじわと色落ちすることがなかったのですが、こちらはシャンプーごとに茶色い色が何日もじわじわと落ちていくので少し鬱陶しいところがありました。
匂いは結構強めで、好みが分かれるところだと思います。ローズの香りですが、少し人工的な感じがします。ただ、私は嫌いではなかったのと、家族の評判も悪くなかったので継続できました。
定期購入は途中でサイクルも変更でき、継続を申し込まなければ1年で自動的に終了します。その後にしつこい勧誘なども全くないので、気軽に申し込んで大丈夫です。何より、断然お得なので、定期購入のほうをおすすめです。
レフィーネ
白髪染めの楽天ランキングで、常にトップを独占していたので、試してみました。
口コミの評判も良く、また、カツラのスヴェンソンの製品なので、髪と地肌のことについてもよく考えられた品質になっていると思います。
使い方は同じですが、テクスチャーは上記2つよりもかなり柔らかいです。そのせいか、使う量も少し多く必要になります。
商品名がヘッドスパというだけあって、地肌を健康に保ちつつ、良い香りで癒されます。
レフィーネヘッドスパは、地肌にむしろマッサージしながら揉み込んで使用することが勧められているという、珍しいタイプです。地肌につけることで、有効成分が血行を良くしつつ、地肌の汚れを吸着してきれいにするそうです。
使った感触としても、髪と地肌にすごく優しいかんじがしました。香りも強すぎず柑橘系の良い香りで、面倒な作業も癒されながらできてモチベーションが上がります。
1つ欠点は、少し染まり方が弱いことですが、髪と地肌の優しさを優先するなら、こちらが一番良いと思います。
利尻ヘアカラートリートメント
現在、私はこちらを使用しています。
利尻ヘアカラーは、ヘアカラートリートメントが出始めたころからあるロングセラーで、これまでも何回かリニューアルされており、より染まりやすくなっているようです。
テクスチャーや使い方は他と同じですが、4つの中では唯一無香料です。香料が苦手な人には良いと思います。
染まり具合は、一度でとても良く染まり、色落ちも少なめです。
今のところ、総合的にみて、一番気に入っているので、しばらくこちらを使っていくつもりです。
ヘアカラートリートメントのまとめ
以上、使ってきたヘアカラートリートメントについて、私的な評価を下の表にまとめてみました。
利尻 | レフィーネ | スカルプD | LPLP | |
---|---|---|---|---|
色数 | 4色 | 5色 | 4色 | 5色 |
価格 (内容量) | 3300円 (200g) | 3667円 (300g) | 2852円 (200g) | 3300円 (200g) |
100g当たりの価格 | 1650円 | 1222円 | 1426円 | 1650円 |
匂い | 無香料 | 微香性 | 強め | やや強め |
染まりやすさ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
肌へのやさしさ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
おすすめ順位 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 |
どれもメリット、デメリットがありますが、どれも評判がそこそこ良いものなので、一度使ってみて一番合うものを選んでみてはいかがでしょうか。
値段は表には単純計算を掲載していますが、あまりあてになりません。どの製品も定期購入割引など、色々なキャンペーンをしょっちゅう行っているので、どれが安いかはその時その時でまちまちです。私の印象としては、こちらの4つは、コスパはほとんど変わらない気がします。
どのヘアカラートリートメントにもいえることですが、添加物は色々と入っていますし、やはり、天然のヘナと比較すれば、髪と地肌の健康にはヘナの方がよいとは思います。
でも、アルカリヘアカラーなどに比べれば、圧倒的に髪や地肌を傷めない優しい成分になっていますし、髪を修復する成分も豊富に入っています。そのうえ手軽で、アルカリヘアカラーほどではなくても、かなりしっかりと染められます。
ヘアカラートリートメントは、白髪がまだ半分以下の人で、できるだけ目立たなくさせたいけど髪と地肌はいたわりたい、という人におすすめです。
白髪の方が多くなってしまった人にはやはり、ヘアマニキュアか、アルカリヘアカラーでないと、白髪はどうしても目立ってきてしまうかもしれません。
ナイアード ヘナ モクラン
白髪染めが必要になった頃、色々調べて、一番髪と地肌に良さそうだったので使い始めました。4年ほど使用しました。
最初は、ヘナ100%のものを使っていましたが、かなり色がニンジン色になるのが気になって、モクランに変えました。
こちらは、インディゴが入っているようで、ヘナ独特の赤味を抑え、自然な色になります。染まり方は、ヘナ100%のほうがしっかり染まります。
ヘナは一番髪と地肌に良いと思いますし、染まり具合も、髪の表面だけでなく、多少は中まで浸透するので、結構強力です。そのため、ヘナをやめて、いざアルカリカラーに変えようとしてもヘナの色がしっかり残っているので、綺麗に染まらないらしく、美容師泣かせなんだそうです。
デメリットは、下準備から仕上げまで、とにかく面倒なことです。作業をする日は、かなり気合いが要ります。また、いぐさのような、牧草のような匂いもネックで、かなりキツめです。
メリットとデメリットを比べて、メリットの部分がどうしても譲れないという人しか続けられないかもしれません。
ヘナも色々出ていますが、ナイアードのものが一番メジャーだと思います。添加物が入っているヘナもあるようですが、こちらは完全な天然のものらしいので、安心して使えます。
400gのものは、中身は100gずつビニール梱包で小分けされているので少しずつの使用でも使いやすくてお得です。
サロンドプロ ヘアマニキュア スピーディー
最近、さらに白髪が増えてきて、ヘアカラートリートメントでは、色落ちしたときの白髪のキラキラしたちらつきが目立つようになり、困っていました。もっと頻繁に染めたり、工夫すればいいのかもしれませんが、やはり、もっと一度でバッチリ染めたい!と思うようになりました。特にもみあげの部分の白髪は頑固で、どうやっても染まりませんでした。
それで頼ったのがヘアマニキュアです。口コミで評判の良かったサロンドプロのヘアマニキュアを試しました。
6番のダークブラウンです。
ヘアマニキュアの良いところは、放置時間が短い上に、しっかり染まり、1か月弱は色持ちすることです。また、洗った際の色落ちが初回以降はほんの少ししかないのも助かります。
染まり具合はヘアカラートリートメントよりかなり強力です。私の場合は今の時点ではこのくらいの染まり方で十分で、アルカリカラーで傷んでしまうよりはずっといいと思います。
ヘアマニキュアも同じく、髪をコーティングしているだけなので、明るい色には染められません。
サロンドプロのヘアマニキュアは、しっかり染まり、色持ちも良く、傷んだキューティクルもコーティングされるようで、すごく滑らかサラサラになります。値段も安いのでおすすめです。1本で、私の場合は5回くらい染められますので、ヘアカラートリートメントよりお得かもしれません。
とはいっても、本当はあまり使いたくはありません。ケミカルな成分も多く、地肌につかないように細心の注意を払ってにつける必要があります。この気構えがヘアマニキュアの一番疲れるところです。
タール色素が入っていますし、地肌に刺激のある成分がたっぷり入っています。使用しているときには空気を通して目にも刺激を感じますし、肌につくと、3日くらいはどうやっても取れません。
でも、白髪が相当増えてきた自分にとっては、それも必要悪で、新たに欠かせないものとなってきました。
ヘアマニキュアは、他に、美容院でも使われている業務用のデコレ(DECOR)も使ってみましたが、価格もお得ではなく、それほど突出した良さも感じませんでした。それで、販売しているところが多く、割引機会も多いサロンドプロのマニキュアに戻ってきました。
全ての非ジアミン系の白髪染めにいえることですが、私の場合、白髪染めは、オシャレ染めではなく、とにかく白髪が目立たなければいいので、一番暗く、黒に近い茶色を選びます。白髪を目立たせないという目的の場合は色落ちしたときのことも考えれば、濃い色を選んだほうが良い気がします。
まとめ
これまで、ヘナ → ヘアカラートリートメント → ヘアマニキュア
という順で使ってきましたが、比較すると、色の染まり具合は
ヘアマニキュア > ヘナ > ヘアカラートリートメントです。
総合的にみて、一番オススメなのは、まずはヘアカラートリートメントです。この3つの中では手間は一番少なく、手軽です。
ただ、白髪が増えてくると、これだけではカバーしきれなくなる人も多いと思います。そこで私は現在、ヘアマニキュアとヘアカラートリートメントを併用するようになりました。
ヘアマニキュアは3週間は持ちますので、
ヘアマニキュア → 2週間後にヘアカラートリートメント(利尻)
→ 1週間後に再びヘアカラートリートメント(利尻) → ヘアマニキュア
というサイクルで使い回しています。
ヘアマニキュアは3週間に1回にとどめ、その間にヘアカラートリートメントを挟むと、より健康的で白髪の目立たない髪が保てる気がします。
どちらもコーティングタイプで、併用してもコーティングが重なっていくだけなので問題はないようです。
これから白髪染めとの付き合いは一生続いていきますので、できるだけ髪と地肌を傷めない優しい製品を使って、無理なくほどほに若さを保っていければいいなと思っています。