30代後半で大人の喘息を発症して以来、病院へ通ったり、ステロイド吸入薬を個人輸入(通販)したりしてコントロールしてきました。
以前はシムビコートを処方されており、その後、個人輸入しておりましたが、最近はアドエアジェネリックのセロフロを使うようになっていました。
-
大人の喘息発症。セロフロを個人輸入(通販)して常備
30代後半で突然の大人の気管支喘息発症 30代後半でなんと、大人の喘息に罹ってしまいました。 最初は、町医者で診てもらい、風邪と診断されてしまいました。 当然ながら、いつまでたっても咳は止まらず、一日 ...
続きを見る
シムビコートのジェネリックはフォーモニドがありますが、以前は専用ノボライザー付きのものしかなく、慣れないと使いにくそうだったので、避けていました。
それが、最近エアゾールタイプが販売されたことを知り、早速ためしてみることにしました。
シムビコートのジェネリック フォーモニド
フォーモニドは、個人輸入(通販)で購入しました。
注文して1週間ほどで写真のように小さい箱で届きます。
1つでも購入できますが、2つセットの方がお得だったのでセットで購入しました。
中身はこんな感じです。
セロフロを使っていたので全く同じ要領で使えます。形状は、色が違うだけです。
フォーモニドインヘラー(Formonide 200 Inhaler)200mcg120回分
セロフロ(アドエアジェネリック)とフォーモニド(シムビコートジェネリック)の違い
セロフロとフォーモニドの違いは、一言でいうと、先発薬のアドエアとシムビコートの違いと同じです。
効能はほぼ同じなので、どちらを使っても問題はないと思いますが、異なるところも少しありますので、比較してみました。
フォーモニド (シムビコート) | セロフロ (アドエア) |
|
---|---|---|
価格 (レートによる変動あり) | 2個セットの1個当たり 約1,773円 | 2個セットの1個当たり 約1,711円 |
製薬会社 | ジャーマンレメディーズ | シプラ |
ステロイド成分 | ブデゾニド | フルチカゾン |
β2刺激薬 | ホルメテロール | サルメテロール |
効果までの時間 | 1分 | 15分 |
1日投与回数 | 2回(朝夕) | 2回(朝夕) |
フォーモニドに向いている人
フォーモニドは、シムビコートのジェネリックですが、使用方法はセロフロ(アドエアジェネリック)と同じで、むしろ以下のようなシムビコート特有の使用方法はできないようです。
シムビコートの特徴として、SMART(Symbicort Maintenanceand Reliever Therapy)療法といわれる治療法での使用が可能な薬であることがあげられます。
SMART療法とは、要するにシムビコート1つで、コントロールから発作時の治療までが可能ということです。比較的、軽症の人や、症状が安定せず、時々症状が酷くなるような人が、頓用に使うこともできるわけです。
アドエアディスカスなどは、コントロール専用の治療薬で、発作時には別途、専用薬を投与する必要がありますが、シムビコートは吸入回数を増やすことで発作に対応します。
β2刺激薬のホルメテロールに即効性があり、発作に対応できるようです。
そのため、シムビコートだけを常備しておけば、ほぼ全ての状況に対応できます。
以上がシムビコートの使用方法です。
一方で、ジェネリックのフォーモニドは連続での吸入は禁止されています。発作時に追加吸入できるのがシムビコートの利点でもあるのですが、フォーモニドは維持療法向けで、セロフロと同じように使用します。
ですから、フォーモニドには高用量の製品も用意されています。
フォーモニドインヘラー(Formonide 400 Inhaler)400mcg120回分
では、セロフロとどう使い分けるかといえば、即効性があるかどうかくらいでしょうか。また、シムビコートを使用していた人は同じ成分なので、違和感なく使えると思います。
セロフロに向いている人
セロフロは、アドエアのジェネリックなので、アドエアを使い慣れている人はセロフロが適していると思います。
アドエアと同じく、中等度~重症の人向けです。重症の人は高用量タイプでのコントロールのほうがコストを減らせます。
まとめ
以上、ジェネリックで個人輸入できるフォーモニドとセロフロをご紹介しました。
ほぼ同じように使えますが、症状によって、向き不向きがありますので、それを把握したうえで使用されることをお勧めします。
ただ、私もそうなのですが、比較的軽症の人で、コントロールすることがメインの人は、どちらを使用しても、ほとんど同じだと思います。
価格面でいえば、セロフロのほうが、若干お得です。あとは、使用感の好み、成分が自分に適しているかどうかで選ぶくらいだと思います。