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これまで試してきたシミ治療法あれこれ(イボコロリ、Qスイッチレーザー、東大療法など)

若い頃からシミ、ソバカスが悩みでした。それで、世間で話題になっている方法は、色々と試してきましたので、感想や反省など、もろもろ含めてご紹介します。

ホワイテス、haku、トランシーノなど美白美容液

20代前半でまず始めたのが、その頃から出始めた美白美容液でのシミ取りです。

初めて使ったのが資生堂のホワイテスでした。こう書いていて、すごく懐かしくなってしまいました。年齢がバレますね(笑)。

当時としては画期的な商品だったためか、値段も10000円前後はしました。同類の他社の美白関係のものも同じくらいの価格でした。シミができる元を絶ち、同時にできにくい肌にしていくというコンセプトで、気長に続けることが大切といわれ、3つほど続けたでしょうか。

結果としては、奮発して頑張ったわりには、ほぼ効果はありませんでした。

その後は、ホワイテスの経験から化粧品でシミは取れないと実感したため、しばらく遠ざかっていましたが、同じ系統の新しい商品、Hakuが出て、さらにパワーアップしているという宣伝文句に惹かれ、また懲りずに使い始めました。

こちらも3つほど使用しましたが、やはりほぼ効果はありませんでした。

ただ、私のシミはちょっと強敵で、直径2センチほどはあるので、そういうシミをこのような化粧品で取ろうと考えること自体厳しかったんだと思います。ですので、人によっては効果があるんだと思います。

他に、同じ系統の他社のトランシーノも試しましたが、同じ結果でした。

イボコロリでシミ取り(絶対お勧めしません!)

シミをもう少し強引にでも取る方法はないかと、ネットで調べていて、イボコロリでシミをとったという人の情報をチラホラ見かけました。

イボコロリは顔に使用しないように注意書きが書かれていますし、もちろん、本来の使い方ではありません。

そんな危ないことを顔にできるわけない、と思っていたのですが、読み進めるうちに、何だか気軽にできそうに書かれていたので、シミを何とかしたいという気持ちが高まっていたのと、仕事をしていない時期だったことが重なり、挑戦してしまいました。

以下、私がネット情報を参考に試した手順を紹介します。ただし、絶対にお勧めしません。下記のやり方は、同じ方法で試された方々の方法を参考にしたものですが、私が同じようにやってもうまくいかず、結局失敗して大変なことになりました。

もし挑戦されるようでしたら、あくまでも自己責任でお願いします。私自身が失敗しておりますので責任は負えません。

①洗顔し、油分を取り除く(油分があるとうまく塗れないため)
②イボコロリをシミの部分だけに、はみ出さないように丁寧に塗る。1日4回程度。
③薬剤の白い膜ができる。膜は綺麗に剥がれるようであれば剥がしてよいが、無理にはがさず、2回目以降は重ねて塗る。その後、患部に紫外線・傷が凸凹になる危険を防ぐためにサージカルテープを貼る(私は3M のマイクロポアテープを使用しました)。
④ ②③を3日ほど続け、1週間くらい放置。
⑤かさぶたが勝手に取れるのを待つ(絶対に無理に剥がさない)。

上記の方法を試して、どこが失敗したかというと、マイクロポアテープを貼ったことで、患部がジュクジュクしてきて、それを引っ張ったら、皮がずる剥けになってしまったのです。

その時の恐怖は結構なものでした。目の下の目立つところだったので、跡が残ったらどうしようと、焦りまくりました。

私は強敵の直径2センチのシミに挑戦したのですが、かさぶたが全体ではなく、なぜかそのシミの上半分だけしか剥がれず、いびつな形になってしまいました。

ジュクジュクしたままの皮が剥けたので、真っ赤になって剥き出しの状態になっていて痛くてしょうがなかったです。その傷が治るまでにかなり時間がかかりました。

結果として無理に剥がしてしまったかたちになり、自分だけがわかる程度ですが跡が残ってしまいました。

イボコロリの有効成分は、ピーリングでも使われるサリチル酸ですので、成分上は美容のピーリングと同じ効能があるということになるのかもしれませんが、素人が顔に気軽にやるものではありません。

ただ、跡が残ってしまったので、決して良い結果とはいえないのですが、私が今までに使用したシミ取りの中では、一番効果があったことは否めません。個人的な考えですが、イボコロリは薄い皮を一枚殺してしまうようなものなのではないかと思います。だからシミもできないような死んだ肌になったんじゃないかと勝手に考えています。

実際に、次に紹介するレーザーで治療した部分はシミが再発生していますが、イボコロリ治療をした部分はずっと白いままなのです。だから、先ほどの直径2センチシミ上半分のイボコロリ治療部分と下半分のレーザー治療部分が格好悪いかんじにまだらになっています(涙)。

形成外科でのQスイッチレーザー

イボコロリ治療で失敗して懲りたので、やはり無難に病院でシミ取りレーザー治療を受けることにしました。

色々調べて、皮膚治療に定評のあるらしい虎ノ門にある某形成外科でレーザー治療を受けに行きました。

8年ほど前に受診した当時は基本的に院長しかいませんでしたので、直々に治療していただきました。先生は男性で、優しい感じではなく結構はっきりものを言われる方でしたが、リスク・治療方法・治療費などについては、細かくしっかり説明していただき、信頼できる感じでした。

説明の最後にシミの部分のアップを写真撮影されました。おそらく治療前と治療後の状態チェックするためと、後々クレームを受けたりする場合などの証拠のためかもしれません。

1㎠あたり2万円でしたので、私の場合は2㎠のシミと、それ以外に気になる細かいシミを合わせて約5万円かかりました。

その後、施術室へ案内され、中にある洗面室でクレンジングをします。洗面室は清潔で、クレンジング剤も良いものが揃えられていました。医療機器も最新のものが導入されているようでした。

私が受けたのはQスイッチレーザーというもので、施術自体はあっという間でした。

メラニン色素の部分だけに届くというレーザーを当てられます。輪ゴムではじかれたような感じの刺激があり、傷みに弱い人は麻酔をする場合もあるようですが、私はそれほど痛くありませんでした。

ただ、小さいシミは問題ないのですが、直径2㎠のシミはやや手こずり、痛かったです。近い範囲への集中的なレーザー照射がかなり続きますので…。

当日は、施術されたシミの部分をカバーする医療成分(炎症止め成分)の入ったコンシーラーを添付してもらい、その日は終了です。

ただし、治療はこれで終わりではなく、その後、何回か通院する必要があります。レーザー治療後2~3週間たつと、炎症後色素沈着といって、シミがさらに濃くなって復活したような感じになることが多く、不安になりますが、これは少しずつ落ち着いてきます。これが落ち着いた1か月後くらいに再診を受けます。

再診の時に、取り切れていないシミなど不十分なところがみつかれば、無料で追加のレーザー治療をしてもらえます。この時は、再診費だけで済みますが、濃度が高めのハイドロキノンを処方してもらいます。それで合計数千円かかります。

その後、2~3回受診し、治療終了です。

8年後の現在の状態はというと、完全に消えたままの部分もありますが、一番気になっていた大きなシミは、薄い状態は保っているいるものの、戻っていきています。

レーザー治療は効果的なシミもあれば、戻ってしまうシミもあるようで、また永久的なものではないようです。

レーザー治療のメリットはといえば、安全で即効性があることだと思います。ダウンタイムもコンシーラーを使えば、ほとんど生活に支障がありません。デメリットは、通院が面倒なことと、結構高くつくわりに効果が永久的ではないことです。

東大式トレチノイン療法

これは、トレチノインとハイドロキノンを使ったシミ治療の方法の1つで、東京大学医学部付属病院美容外科が推奨しているためにこう呼ばれています。トレチノインとハイドロキノンを使ったシミ治療では、この方法が現在は一番メジャーなのではないでしょうか。

トレチノインは、皮膚のターンオーバーを活性・加速することにより通常の約半分の約2週間ほどに短縮して、シミの原因となる表皮の深い層にあるメラニン色素を角質とともに外に押し出す働きがあります。

トレチノインの上に重ね塗りするハイドロキノンは、強力な漂白剤で、メラニン色素を作らせなくする働きがあります。

皮膚科でも治療できますが、保険適用外なので、レーザー治療ほどではなくても、結構かかります。

それに、治療方法を指導してもらうこと以外は自分で自宅治療することになりますので、指導料、処方料を取られる分、もったいない気がします。指導を受けた方が安全といえるかもしれませんが、結局自分で施術するわけですから、リスクはたいして変わらない気もします。

それで、私は、ネットで調べて、病院で処方されるものと成分が同じトレチノインとハイドロキノンを個人輸入して自力でやってみることにしました。

トレチノインは濃度が様々あり、濃い方が効果的ですが、リスクも高くなりますので、慣れないうちは低濃度のものを選んだ方が無難だと思います。私はエーレットジェル(AretGel)0.05%にしました。ジェルタイプで使いやすかったです。

ハイドロキノンはユークロマクリーム4%を購入しました。安くて人気のある定番商品のようです。

上記2点が2500円程度で購入できますので気軽に始められる価格ですね。

もう1つ必要なのが、ビタミンC誘導体入りの化粧水です。

これがなぜ必要かというと、トレチノインは、 皮膚のターンオーバーを加速されるため、細胞分裂が必要以上に早められることでテロメアが短縮され、老化が促進するといわれており、それを防止する効果があるからだそうです。

私は手軽なメラノCCの化粧水を使いましたが、下の商品のような高濃度ものの方がより効果があるようです。

具体的には下記のような手順で治療します。この手順を朝晩1回ずつ行うほうが効果的ですが、日光に当たらないように注意したりが大変なので、私は夜1回だけにしました。

①洗顔し肌を清潔にします。
②ビタミンC誘導体入りの化粧水を顔全体に使用します。
③トレチノインをシミにピンポイントで薄く塗ります。この時、綿棒などを使ってシミの部分からはみ出さないように注意して丁寧に塗ります。
④1~2分乾かした後にハイドロキノンを重ねて塗ります。こちらは、シミからはみ出しても大丈夫です。

上記の手順で漂白していく治療期間が2~6週間で、その後、ハイドロキノンのみの添付で炎症を冷ましていく期間が2~6週間というスケジュールで治療していきます。

上記が東大式で、私の場合は、2週間でトレチノインを塗るのをやめて、その後1か月ほどハイドロキノンのみ使用しました。

ハイドロキノンのみの期間は、最低でもトレチノインを塗っていた期間とおなじ期間必要です。

これが治療の1クールとなります。これを2~3クール行う必要があるようですが、肌への負担を避けるため、次の治療までは最低1か月はお休みするようにします。

私の治療経過はといいますと、最初の1週間目で激しいかゆみが出て、ボロボロ皮がめくれてきました。かなり焦りましたが、それが収まると、肌に透明感がでて、シミにも効果が出てきました。小さいシミは完全に取れたものもありました。

現在までのところ、1クールしか行っていないので、この治療本来の効果については何ともいえませんが、小さくてはっきりした新しいシミにはとても効果がありましたが、古くからある大き目の薄いシミには、多少効果はあっても完全には取れませんでした。

ただ、周りの人からも「肌がきれいになった」と言われたりしたので、かなり効果は高い治療だと思います。ですので、余裕のあるときに再チャレンジしてもいいかなと思っています。

現在のシミケア

東大式は、自分でできて、即効性もある治療ですが、トレチノインを使うのは、やはりリスクも高く、色々と気を配る必要があるので、忙しい中では躊躇してしまいます。

肌への負担や、テロメアの短縮など、気になるところもありますし…。

「今あるシミを何とかしたい!」という気持ちが強い人には向いていると思いますが、年齢のことも考えればシミが増えるのも、ある程度受け入れていく必要があるかなとも思っています。

それで、今は無理のないマイルドなケアとして、ハイドロキノンだけ気になるところにつけています。

ユークロマクリームでもいいのですが、日本製の安いものをみつけたので、それを使っています。濃厚本舗のホワイトクリームです。ユークロマクリームより保湿効果があって、あの独特の玉ねぎ臭も少なく、おすすめです。

トレチノインと併用しないと美白効果は少ないといわれていますが、それでも結構効果はあります。

ハイドロキノンも日焼けには注意が必要ですが、トレチノインのような激しい炎症などはないので使いやすいです。

しばらくは、徐々に押し寄せる老化を受け入れつつ、のんびりマイルドな美白ケアを続けていこうと思っています。

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