2018年9月2日~4日に2泊3日で利尻島と礼文島各1泊という急ぎ足の旅行へ行ってきました。
色々とバタバタしていて、旅行の計画ができず、予約を取ろうとしたのが出発予定日の3週間前になってしまい、割安になるパッケージツアーはどれも空いていませんでした。そのため結局、飛行機と宿を個別に楽天トラベルで予約をとることになりました。
また、当初の予定では3泊4日でしたが、それだと離島のため、移動のロスばかりが多くもったいないということで、1日縮めて効率よく周れるようにスケジュールを組みました。
この時は1日を縮めたことが結果的に後であれほど救われる結果になるとは思っていませんでしたが…。それについては後ほど書きます。
おおまかな行程は以下の通りです。
東京(羽田)空港 10:15発 ⇒ 札幌(新千歳)空港 11:45着
札幌(新千歳)空港 12:50発 ⇒ 利尻空港着 13:40着
14:30~ 利尻島観光(オタトマリ沼 →南浜湿原→仙法志御崎公園→沓形港→富士野園地→夕日丘展望台)
………利尻マリンホテル(利尻島)泊
2日目
7:30~利尻島観光(姫沼→ペシ岬)
利尻島(鴛泊)発 13:05 ⇒ 礼文島(香深)着 13:50
14:30~ 礼文島観光(澄海岬→ゴロタ岬→スコトン岬)
………花れぶん(礼文島)泊
3日目
7:30~礼文島観光(桃岩展望台)
礼文島(香深)発 12:25 ⇒ 14:20稚内港着
稚内港周辺観光(北防波堤ドーム→道の駅わっかない)……バスターミナルから稚内空港へ
稚内空港発 17:30発 ⇒ 札幌(新千歳)空港着 18:25着
札幌(新千歳)空港発 19:30発 ⇒ 東京(羽田)空港着 21:05着
終わってみると、自由旅行なので、どうしても無駄やロスが出てしまいましたが、まぁまぁおすすめできるプランではないかなと思います。
では、今回はまず1日目の日程からスタートします。
羽田空港から札幌新千歳空港へ
関東地方は雨が続いていて出発日も羽田空港に着いた頃に雨が降り出しましたが、北海道地方は晴れていたので旅行に影響はありませんでした。
ただ、この時、台風が沖縄あたりまで来ていたので、帰りの飛行機が飛ぶのかをずっと気に掛ける旅行になってしまいました…。
新千歳空港に着くと、利尻空港への乗り換えです。空港のスタッフに乗り継ぎの客が集められ、乗り換えゲートまで案内されました。
利尻空港~利尻マリンホテル
利尻空港への飛行機はかなり小さめでした。利尻空港では直にタラップを降りるという小型便ならではのかたちでの到着でした。
空港へ降りたとたんに、風がひんやりと感じ、やはり空気の冷たさが全然違うなと思いました。
空港では、利尻島のキャラクターのりしりんとりっぷくんがいて、私が撮ろうとしてカメラを向けると何も言っていないのにポーズしてくれました(笑)。サービス精神旺盛です。
ホテルへは事前に空港へ迎えに来てもらうように連絡していたので、プラカードを持ったホテルの方が待っていてくれました。少し年季の入ったホテルのロゴの入ったのワゴン車で、利尻マリンホテルまで15分ほどで到着しました。
利尻マリンホテルは、鴛泊港のすぐ近くにあり、利尻島観光にはとても便利な立地です。ホテル自体は、見ての通り高級感はありませんが、昭和感のある昔懐かしい部屋で落ち着きます。
テーブルの上には、レトロなお茶菓子セットがありました。利尻島でよく売られている「利尻昆布ゼリー」が入っていました。昔ながらのオブラートに包まれたゼリーのお菓子で、お味は…部屋の雰囲気とピッタリな昭和の味でした(笑)。
さとう食堂でウニを堪能
14時になってしまったので、観光する前に急いで食事に出かけました。
鴛泊港の真向かいにある「さとう食堂」でウニ御膳を頼みました。4000円とお高めですが、せっかくなので奮発しました。
9月初旬で、お店の方によると、「今日でバフンウニは最後です」とのことでした。もしかしたらムラサキウニかもしれないと思っていたので、ラッキーでした。
私は、バフンウニは初めてで、こんなに色鮮やかなオレンジなんだとびっくりしました。オレンジの色が濃いほど質が良いらしく、こちらのものは濃い均一な色で、味も抜群に美味しかったです。
オタトマリ沼
ウニを食べて大満足したところで、時間も限られているので、食堂のすぐ隣にあるレンタカー店へ行き、早々に観光へ出発しました。
翌日は遠方へ行く時間がないので、とりあえず、ホテルから一番遠い、島の反対側から攻めてくことにしました。
オタトマリ沼は、「白い恋人」のパッケージのイラストのモデルになっているところです。
この時は、残念ながら、利尻富士は頂に雲がかかってしまっていて、綺麗に撮れませんでした。
ガイドブックでは、沼の周囲を遊歩道があってゆったり散歩ができると書かれていましたが、木がかなりうっそうと茂っていて、あまり整備されておらず、怖かったのでやめました。
そもそも、次から次へとバス観光の団体客がきていましたが、だれも散歩している人はいなくて、皆、白い恋人の写真スポットで写真をとったらすぐ次のスポットへバスで移動していきました。
沼の近くにはお土産店があり、映画の「白い恋人」のテーマ曲がエンドレスでかかっていました。ベタな感じですね(笑)。
オタトマリ沼は利尻島での代表的な観光スポットのようで、確かに景色はすごくきれいですが、特に時間をかけてみて回るようなところはありませんでしたので、他の観光客と同じく、早々に次のスポットへ移動しました。
南浜湿原
ガイドブックで取り上げられているところは、とりあえず見ていこうということで、次に近かった南浜湿原へ行きました。
ところが、該当のところへ行っても何もないのです。通り過ぎてしまったので、ゆっくり戻ると小さな小屋のようなもの(簡易トイレだったようです)と、車2台くらいが入れる空地がありました。ただ、とても観光スポットとはいえない感じのところで、本当にここか?と思いましたが、小さな看板に南浜湿原とかかれていたので、間違いないようでした。
ガイドブックには、「木道が整備されているので、気軽にトレッキングが楽しめて人気」とありましたが、実際は全くそんな感じではありませんでした。
とにかく誰もいない沼って怖いです。しかもオタトマリ沼以上にうっそうとしていて、確かに木道はありましたがとても歩けるようなところではありませんでした。
でもここは、日本では唯一の高層湿原と低層湿原が混在した珍しい湿原らしいです。私は植物には疎いのでよくわかりませんでしたが……。
人が誰もいないので、写真はゆっくり撮れました。
撮ってみるとオタトマリ沼よりも白い恋人っぽい写真になった気がします(笑)。
仙法志御崎公園
ここは、南浜湿原と違い、バス観光の団体客などで賑わっていていました。
利尻島の南端に位置するところです。ごつごつした岩場から海が臨めます。
この岩場のなかに、ゴマフアザラシがみられるポイントがあり、ちょうど頭をのぞかせたところに遭遇しました。まだ幼いようで、とても可愛いかったです。
島には、あちこちにウミネコがいました。海産物店の上に風見鶏のように止まっていました。
海風の気持ちよさを感じながら、次のスポットへ移動しました。この後はしばらく海沿いのドライブが続きましたが、とにかく走りやすい一本道で、快適でした。
途中、だんだんと雲が少なくなり、利尻富士がくっきりみえるようになったので、車を止めて、勇壮な全貌がやっと撮れました。
島の西端、沓形岬にも寄りました。見晴らしの良いスポットの連続です。
富士野園地
ここは、映画「北のカナリアたち」でロケスポットになったところだそうです。
初夏にはエゾカンゾウが咲いて、オレンジ色に染まるそうですが、私たちが行った時期は晩夏だったので、少し寂しいかんじでしたが、見晴らしがよく、癒される景色でした。
夕日丘展望台
日も陰ってきて、ちょうど夕日の時間に夕日丘展望台にたどり着きました。
名前通り、夕日の絶好スポットです。
他に観光客は数人いらっしゃいましたが、ほぼ貸し切りでゆっくり夕日を鑑賞できました。
なんとか時間内に利尻島を1周できたことにほっとしながら、鴛泊港へ戻り、車を返し、この日の観光を終えました。
1日目の利尻島観光を終えて
この日の観光は3時間半くらいで、かなり駆け足でしたが、主なスポットは一通り周れました。
利尻島はほぼ円形で、海沿いにドライブコースがきれいな一本道になっていて信号もほとんどないので、本当にストレスのない快適なトライブでした。
ピーク時でなかったせいか、人も少なくて、ひんやり爽やかな空気を感じながらのドライブと、癒される景色を、ほぼ貸切感覚で堪能できました。
また、利尻島は海と山の景色を両方楽しめることも魅力だと思いました。
夜は、利尻マリンホテルでウニづくしの食事でした。下のページをご覧ください。