礼文島では、「花れぶん」に宿泊しました。
利尻島、礼文島でいえることですが、夜開いている飲食店があまり充実していません。ですので、観光客の方はほとんどが、ホテルで食事を済ませているようです。
そのため、せっかくなので、こちらのホテルの「宝楽コース」という特別懐石のコースにグレードアップしました。
花れぶんでの夜の食事
花れぶんは、まだ築年数が浅いせいか、内装なども新しくてとても綺麗です。
席は窓側の一番奥の席だったので、景色を見ながら落ち着いて食事できてうれしかったです。
コース内容は、特に関係があるわけではないと思うのですが、利尻マリンホテルと何となく似ていました。
まず、食前酒として、おなじみのハスカップワインが出されました。
そして、いきなりのバフンウニに、前菜盛り合わせです。
バフンウニは利尻、礼文ともに、どこで食べてもとにかく絶品です。
前菜は上の写真で、時計回りに、いくら醤油漬け、干し柿バター挟み、銀鮭押し寿司、酢取りカリフラワー(食べてしまってありませんが(笑)、最初の写真には載っています)、丸十と粟麩田楽の串刺し、茶振りなまこ、です。どれも手をかけられた珍味で上品に仕上げられていました。
次はお造りです。牡丹海老、シマゾイ、ホタテ貝、真蛸です。
また、こちらでも毛蟹が出ました。
次は海鮮の宝楽焼きです。贅沢な海の幸がてんこ盛りです。
次に、蒸し物として、喜知次(キンキ)の昆布舟蒸しという凝ったものが出ました。
昆布に乗せられて蒸された魚も、もちろんおいしかったのですが、舟型になった極厚昆布の味が印象的でした。私は甘い昆布巻きなどは、あまり好きではないほうなのですが、この昆布はコリコリと食感も良く、また、魚の出汁とあいまってさっぱりしたおいしさでした。さすがご当地の利尻昆布は違いました。
コースも後半に差し掛かってきました。
次はポテトまんじゅう玉蜀黍餡掛け、北海道産も豚の角煮が続きます。どちらも丁寧に作られていて、まさに料亭の味というかんじでした。私は魚系より、こういうもののほうが食べやすいですね。
最後に、締めのセットが出てきました。ほっけの煮つけと、とろろ汁です。北海道では、やはりほっけは外せないようですね。
デザートは牛乳のムースです。懐石料理のデザートというのは、あまり期待していませんでしたが、これは見た目にもかわいらしく、味もとても好みでした。
全体を通して、質・量ともに大満足でした。お店の方の対応もとても親切丁寧で好感が持てました。
朝食
朝食も夕食と同じ席でいただきました。
席にはまず、上の写真のものが用意されています。またもやご飯のお供が盛りだくさんです。
席に着くと、おかゆか白飯か選ぶように言われましたので、私はおかゆにしました。その後、焼きたての鮭とともに持ってきてくれます。
そして、まさかの朝からウニが出ました。茶碗蒸しの上に少しでしたが、とてもうれしかったです。
最後に大きなメロンまで出ました。
朝食なのに、ミニ懐石料理を食べたような気分でした。
感想
花れぶんでの食事は夕食も朝食も、とても満足できる内容でした。
礼文島へ旅行を考えている方の中で、夜の食事などを現地で探したいと考えている方もおられると思いますが、お店自体がとても少ないので結構難しいのではないかと思います。
花れぶんであれば、お部屋も食事も両方良く、手間をかけずに観光に重点を置けると思いますので、是非おすすめしたいです。