断捨離して残したバッグはすべて日本製
最近、少しずつ断捨離をしておりまして、ブランディア、ZOZOUSED、メルカリなどで持っていたバッグをかなり処分して半分以下にしました。
写真が私が持っているバッグすべてです。

ミニマリストの方からすれば、もっと数を減らせるのかもしれませんが、私にはここまでが限度でした。
でも、どのバッグも同じくらいの頻度で活躍しているのでよしとしています。
おしゃれな人は、毎日服装に合わせてバッグを変えるのでしょうが、私の場合、まず、バッグの中身を入れ替えるのが億劫なので、季節ごとに持ち替えています。
濱野皮革工芸のバッグ
濱野皮革工芸のバッグは、古くから皇室の方々が愛用していたり、老舗で信頼できるブランドです。
年齢のターゲットは30歳代以降の女性向けだと思います。印象としては、コンサバ風のファッションに合うデザインです。おしゃれかどうかは微妙ですが、個人的には使いやすいデザインで、どんな服装にも結構合わせやすいので、重宝しています。
縫製、革の質など品質も良く、コストパフォーマンスが高いと思います。
特に気に入っているのは、ポケットの位置など、働く女性にすごく使いやすくなっていることです。持ち手のそばにある、外ポケットにはパスケースが入れられるようになっていて、電車通勤の人向けの工夫がされています。
私が持っているのは、濱野のバッグの中でもベストセラーの2つです。
セレブボストン
エナメルのA4サイズのバッグです。本体は合成皮革で、持ち手は牛革です。
合成皮革というと、がっかりするところもあるかもしれませんが、とにかく軽いのです。
重さは500gを切ります。この軽さは革では難しいでしょう。
合成皮革ではありますが、見た目は結構高級感があり、キチンと感もあるので、そこそこ改まった場所へも持っていけます。
こちらのバッグは元々、濱野の社長が有名モデルの黒〇知〇子さんから依頼を受け、「エナメル素材で、ママバッグにもなるくらいの収納力があり、普段使いもでき、しかもおしゃれで高級感のあるバッグ」というかなりハードルの高い条件を満たすバッグとして出来上がった自信作だそうです。
確かにその通りのバッグで、使い勝手は5つのバッグの中で一番です。このバッグほどオールマイティーに便利なバッグはありません。

クラッシーアーバントート
このバッグは楽天の濱野のバッグのサイトでも常に売上ベスト10に入っている人気バッグです。
セレブボストンと比べると値段も高いので、高級感はあります。上質な牛革で、私の持っているものはクロコの型押しになっています。
こちらもA4サイズで、収納力はかなりあります。デザイン的には私はセレブボストンより、こちらが好きです。
ただ、使いやすさの点では、少し重いこと(約850g)、持ち手が肩掛けにギリギリの長さであることがマイナスかもしれませんが、それは、品質、デザイン重視ということであれば問題はないことだと思います。
ちょっとバーキンっぽいところが好みの分かれるところでしょうか。

土屋鞄製造所のバッグ
土屋鞄は、土屋鞄のプロータ防水ソフト2WAYポシェットとクラルテアークキャリートートの2つを持っています。
土屋鞄といえば、元々ランドセルを作っていた会社で、その縫製技術、丈夫さ、革の品質の良さでは日本製の中でもトップレベルです。
質実剛健なイメージがあるかもしれませんが、ネットショップをのぞいてみると、すごくおしゃれなサイトになっています。きれいなモデルさんがかっこよく持っていると、色々ほしくなってしまいます。
ただ、1つ、大きな問題は、土屋鞄は、革の品質に、かなりのこだわりがある会社なので、重量の重いバッグが多いことです。
私の基準として、バッグ自体の重さが1㎏以上はアウトです。悲しいことに、欲しいと思うバッグがことごとく1㎏超えでした。
それでもサイトを隈なく探して、一番自分に合っているものをさがしました。
クラルテアークキャリートート
土屋鞄のレディースシリーズの中でも人気のバッグです。
まず、デザインに一目惚れでした。モデルさんが持っている感じをみても、革の質感がすごく良さそうに映っていて、これは間違いないだろうと思いました。
店舗が近くになかったので思い切って楽天通販で買いました。到着するまではドキドキでしたが、思った通りの素敵なバッグでした。
色はグレーとネイビーの2色があったのですが、私は、春夏中心に使いたかったので、グレーにしてみました。何人かの人のレビューにも書かれていましたが、まさに象さん色です。若干緑がかったグレーですが、これはこれで良い色です。
使ってみた感じですが、とにかく革の質が良い! いつまでも触っていたいくらいしっとりして柔らかいです。そして、使えば使うほど馴染んでくる感じです。
重量は850gくらいで、少しありますが、許容範囲内です。
収納力があり、実際に持つと少し大きく感じますが、柔らかいので体に沿うように馴染むので邪魔にはなりません。マチがかなりあるので、収納力がある反面、持ち物が迷子になりやすいです。私はバッグインバッグを入れて仕切りを増やしています。そうすることですごく使いやすくなりました。
あと、私が購入前に一番気になったのが、肩掛けができるかどうかでした。このバッグは基本的に手持ちするように作られていますが、肩掛けは普通にできます。少しコンパクトにはなりますが、クラッシーアーバントートよりもむしろ、こちらの方が肩掛けしやすいくらいです。ただ、A4サイズの書類をガッツリ入れたりすれば肩掛けはできません。
ポケットの位置や使いやすさは、濱野のバッグの方が上ですが、革の質、使っているうちに自分の体になじんでくる感じはこちらの方に軍配が上がります。
プロータ防水ソフト2WAYポシェット
土屋鞄でも人気の防水タイプのバッグです。
近所の買い物や、ちょっとしたお出かけ、旅行先などで使いたくて購入しました。クラルテシリーズと並んで土屋鞄の中では軽量シリーズです。
防水なので、気兼ねなくガンガン使えますし、500gくらいですごく軽いです。
あと、こちらのバッグはベルトの長さが2通りの調整できます。それで2wayなんですね。
短くすればキチンと感がでるし、長くすれば斜め掛けができます。
持ち物が少なめの時はこれですべてまかなえますね。
※追記(2023年3月現在):プロータ防水ソフト2wayポシェットは残念ながら廃盤になったようです。
土屋鞄は限定カラーなどでなければ楽天市場で購入する方がポイントも貯まってお得です。
ポティオール Potior アリソン クロコ型押し
ポティオールは日本製で2010年に立ち上げられた新しめのブランドです。
上記の2ブランドに比べると、デザインは毎年変わり、定番というものは少ないですが、旬のおしゃれな感じのものが多いと思います。おしゃれ度でいえばこちらの方が上だと思います。
デザイン的にはこちらのバッグが一番気に入っています。
収納はそこそこあり、使いやすさもまぁまぁです。ただ、丈夫さは少し劣るような気がします。
手持ち部分が細く、たぶんもう少し使っていくとほつれてきそうなかんじです。
こちらのブランドは毎年新しいデザインの商品が出てくるので、長く付き合うバッグというよりも、その都度楽しんで買い替えて使うタイプのバッグだと思います。
私は冬のコートがざっくりとしたドルマン袖のものを着ているので、上記のプロータ以外は肩掛けができないので、こちらのバッグを使っています。
セレクトショップなどで少し売っていますが、たくさんの品揃えの中からゆっくりじっくり選ぶなら、通販の方がいいかもしれません。
5つのバッグの使い分け
紹介した5つのバッグはそれぞれ活用していますが、具体的にどのように使い分けているかというと、以下のような感じです。
セレブボストン:梅雨時の5~7月、雨の日、仕事で書類を持ち歩くとき、荷物が重めの時など
クラッシーアーバントート:季節の変わり目の薄いコートになったとき、仕事で書類を持ち歩くとき、改まった場所へ行くときなど
クラルテアークキャリートート:春夏
プロータ:近所の買い物、旅行、休日のお出かけなど
ポティオール:冬のほとんどの日、アームホールのゆったりしたコートを着たとき
それぞれ、ほぼ均等に活用できていて、これから新しく買うときも、これとほぼ同じものをを買い替える形になると思います。
3つのブランドの評価
今までいろいろなブランドのバッグを使ってきましたが、今使っている3つのブランドが一番好きで、自分に合っている身の丈にあったブランドだと思います。
例えばコー〇とかケイ〇・ス〇ードなどは、実際に使いましたが、ブランド名が前にでているのもちょっと年齢的に抵抗が出てきました。値段もあまり変わらないなら、ぱっと見ブランドがわからない日本製のほうが質が良いようにも思ったからです。そのほうがむしろおしゃれな気がします。
私の経済力でハイブランドの2、30万もするバッグは持てないし、そもそもバッグの流行だって、目まぐるしく変わります。
だから、5年くらい使えて、3~6万円でガンガン使える日本製のバッグが一番だと思います。
それぞれ価値観の違いがありますのであくまでも個人的な考えですが…。
そこで超私的に3つのブランドの特徴を★で評価してみました。
濱野皮革工芸
おしゃれ度 ★★★★
使い勝手 ★★★★★
革の質 ★★★
土屋鞄製造所
おしゃれ度 ★★★
使い勝手 ★★★
革の質 ★★★★★
ポティオール
おしゃれ度 ★★★★★
使い勝手 ★★★★
革の質 ★★
