先日、昔からの夢だった、グランドピアノを購入しました。
年初に急に思い立ち、導入するためのハードルを洗い出し、すべてクリアできる方法をなんとか捻り出せた時点で、「今年買うぞ!」と決断しました。
そして、6月末に搬入に至りました。
搬入を済ませてみると、あっけないものでしたが、約半年の間、本当に色々なことがあり、次々と難題が立ちはだかりました。
今回は、グランドピアノ購入を決心した理由から、最初のハードルだったスペースの確保までについて書きたいと思います。
グランドピアノ購入を決心した理由
10代のピアノを頑張って練習していた頃から、いつかは自分のグランドピアノを持ちたいという夢がありました。
その頃のピアノは、母が幼いときから弾いていたヤマハのアップライトピアノでした。
大人になってからは、忙しくなったこともあり、夜でも練習できるように電子ピアノを買いました。そこから現在まで、ずっと電子ピアノでした。
そして、長いブランク約25年を経て、リタイア生活に入ってからピアノを再開し、30年前の古い電子ピアノを最新の電子ピアノに買い換えました。
その電子ピアノ(カワイのCA701)は、グランドピアノのタッチを限りなく精密に再現している、とメーカーが謳っているように、すごく良い電子ピアノで気に入っていました。
別記事にも詳しく書きました。
-
-
約30年前の古い電子ピアノをカワイCA701に買い替えたレビュー
ずっと買い替えたいと思っていた古すぎる電子ピアノをやっと買い替えました! 今まで使っていた電子ピアノは1992年製のもので、今となってはほぼ化石のような電子ピアノです😅ブランク期間が25年ですので、実 ...
続きを見る
それでも、やっぱり電子ピアノは電子ピアノなんですよね。
ピアノを先生について習い始めて、先生のところのグランドピアノを弾いた時に、毎回大きな違和感を感じていました。
電子ピアノとグランドピアノでは、違和感があるのは仕方がないし、それを踏まえた上で練習するしかない、と自分に言い聞かせていました。
家の環境や生活スタイルでは、電子ピアノしか選択肢はないと思っていました。
それでも、ピアノを再開してから、ずっと頭の隅にグランドピアノが欲しいという気持ちが居座り続けていました。
その気持ちをブロックするハードルは以下のようなものがありました。
・防音対策が難しいこと
・費用がかかりすぎること
・家の中で場所を取りすぎて、生活導線に支障が出ること
・趣味レベルなのに必要なのかということ
・夫が反対していること
これらの問題が、ずっと頭を悩ませて堂々巡りしていましたが、グランドピアノを持ちたいという気持ちは、今後もピアノを続けていくかぎり、ずっと消えることはないと思いました。
55歳になった今、昔からの夢だったグランドピアノを、このまま一生諦めてしまっていいのか?と何度も自問しました。
購入するのであれば、本当にギリギリの年齢です。
仮に、ここでグランドピアノを買うのを躊躇して10年先延ばしにしたとしたら、65歳。その時に、元気で弾けている保証はありません。
逆に現時点で買って、85歳まで弾けたとしても30年。それでも新品を買ったとしたら短いくらいで、コスパは歳を重ねてから買うほど悪くなっていきます。
こう考えてみて、自分に残された時間の短さを改めて思い知らされました。
しかも、昨今のインフレで、ピアノは材料費等の高騰で、毎年のように値上げが繰り返されているようで、現時点が確実に一番安いと聞きました。
そこからは、急に追い立てられるような気持ちになり、猛烈な勢いで色々な解決策を探り始めました。
そして、部屋のレイアウト、防音対策など、何とか解決できるところまで整理できた時点で、「グランドピアノを買うぞ!」と決意しました。
ゴミ屋敷のようになっていた6畳和室の片付け
我が家は、築25年近くになる古い木造戸建てです。
夫婦2人だけで住んでいるので、2階には結構スペースはあるのですが、グランドピアノとなると、築古で安普請の我が家では危険で置けません。
一方で1階には、あまり余裕がありません。生活の中心は1階のリビングなので、とにかく物がたくさんあります。
そして、その隣に6畳和室があるのですが、ほぼ物置になっていました。日用品のストック棚、本棚が4つほど、余ったソファ、大きなハンガーラックの大量の服、健康器具などが所狭しと置かれていました。
防音対策とスペース確保の両立を考えると、この壮絶な汚部屋にしかおけないという結論に達しました。
この部屋にグランドピアノのスペースを確保するのは至難の業ということはわかっていましたが、選択肢がない以上、ここで諦めたら終わりです。
そういうわけで、まずは、スペースを作るために、思い切った断捨離と家具や本棚の移動をすることになりました。
これが本当に、本当に大変でした。
なぜかというと、この部屋から他の部屋へ移動するということは、移動先もレイアウト変更しなければならない大ごとになったからです。
この部屋だけなんとかすればいいというわけにはいかなくなりました。
他の部屋の家具も大移動になりました。
何日もかけて、家中の家具の配置を見直し、テトリスのようにうまく組み合わせていきました。
ちなみに、この部屋にあるもので一番多かったのは、夫の本でした。
でも、ほとんどの作業は私1人でやりました。夫はグランドピアノの購入には大反対していたからです。
とはいえ、結局少しは手伝ってもらうことになりましたがw
山積みのビデオテープ、本、わけのわからない雑貨類など、埃まみれになりながら、気の遠くなるような作業が続きました。
25年も経っていて、ほとんど使っていない物は無条件に捨ててしまってもいいのでしょうが、捨てられない病の私にとっては、その仕分けも大きなストレスになりました。とにかく迷いすぎて時間がかかるんです。
よくYouTubeなどで、ゴミ屋敷を片付けるという動画を見かけますが、その大変さを身をもって体験しました。
そして、断捨離が終われば大きな家具の移動です。
ほとんどは本棚の移動でしたが、移動のためにはまず本を全部抜き出さなければいけません。本棚に収まっているとコンパクトに感じますが、全部出すと、部屋中が本で埋め尽くされる状態になりますので、それを整理する作業もまた大変でした。
移動が済んだら、またそこで抜き出した本を収納するという、生産性を感じられない肉体労働で疲弊しました。
特に大変だったのは、1階にどうしてもスペースがなく置けない大きな本棚が1つあり、2階へ移動しなければいけなくなったので、本棚自体をバラして運び、2階で組み立てるという大仕事です。ほぼ1人でこなしたので、半日がかりでぐったりしてしまいました。
こうして、6畳の半分のスペースを確保するための断捨離と大移動はなんとかクリアできました。
このスペースを確保するだけで、約2週間かかりました。どんだけゴミ屋敷だったんだと呆れますよねw
スペース確保のための断捨離でメンタルが削られすぎた
スペース確保のための模様替えと断捨離が大変すぎて、何度も諦めようかという気持ちがよぎりました。
途中で、ここまでして身の丈に合わないグランドピアノを買う必要があるのか、と思うようにもなりました。
グランドピアノを買うための準備が、いつの間にか心を鍛える修行のようになっていましたw
それでも、なんとか弱った気持ちを奮い立たせることに成功し、スペース確保という第1段階は進めることができたわけです。
ここまで来たら、もう諦めるのはもったいない、今さら後戻りしたくない、という気持ちに変わっていきました。
防音対策も同時進行でリサーチして最適のものを検討
さて、グランドピアノを設置するということは、防音対策も必須になります。
グランドピアノは電子ピアノとは音量が桁違いですので、比較的密集している我が家の近辺の住宅事情を考えると、しっかりめの対策にしないといけないなと考えていました。
それで、グランドピアノを買うと決心した時から、すでに並行して防音対策についてもネットで毎日のようにリサーチを続けていました。
リサーチに費やした累計時間はすごいことになっています。
防音は、追求すればするほど奥が深く、コストも天井知らずです。
ですので、自分の予算の範囲内で、一番費用対効果の高い対策は何が良いか、検討に検討を重ねました。
この記事では長くなるので、詳しい防音対策については次の記事で書こうと思います。