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健康

期外収縮の改善に鍼治療はおすすめ

30代の頃から期外収縮に悩まされ20年以上経ちますが、50歳を過ぎた辺りから症状が悪化してきました。

マグネシウムサプリを飲んだりもしていますが、症状がひどくなってしまってからは残念がら大きな効果はみられません。

このまま我慢するべきか悩んでいるときに、夫から鍼治療を勧められました。
以前に首を痛めて、何をやっても効果がなかったときに鍼で完治に近い状態までもっていけたらしいです。

ただ、期外収縮は痛みではないので、鍼治療が同じように効果を発揮するかは内心疑問でした。
それで、ネットでも調べてみたところ、意外にも期外収縮に鍼治療が効果があるらしいことがわかり、早速受診してみることにしました。

自律神経失調症に対応している鍼灸院を選ぶ

鍼治療といえば、やはり凝りや痛みをとるというのがメジャーではないでしょうか。

そういう症状には、ほとんどの治療院は対応していますが、期外収縮を治療したい場合は、特に神経系や婦人科系、慢性の不調などの治療を得意としているところを探した方がいいと思います。

でも、期外収縮というキーワードでは、なかなかうまく見つからないので、自律神経失調症の治療を標榜しているところであれば対応してもらえるのではないかと思います。というのは、期外収縮は自律神経の不調が大きく関係しているからです。

あまり多くはないですが、不整脈や期外収縮の治療を特に得意とする鍼灸院もありますので、調べてみてはいかがでしょうか。

鍼灸院へ行く前に病院での診断を受けることは必須

期外収縮については、前年の健康診断で「頻発性期外収縮」というE判定(要精密検査)をもらっていたのですが、全く症状が出ない時期もあったりして、ついつい放置していました。
ところが、ここ数カ月は生活に支障が出るほど症状が悪化していたので、少しでも緩和されたいというすがるような気持ちで鍼灸院に行ったのですが、「病院での診断がつかないと治療は進められない」と言われました。

当日は一応、一通りの鍼治療はしてもらえましたが、次の治療は病院の診断なしではできないと言われました。
なぜかというと、心臓自体の器質的な病気がある場合は、鍼治療はそれを考慮の上で進める必要があるからです。
例えば、心室肥大とか弁膜症とかですね。そういった病気なら、まず医学的な治療が優先になります。
そういった病気を把握せずに鍼治療を進めてしまうと、症状が表面的に改善されても心臓自体の病気の悪化に気づきにくくなるため、鍼灸師にとっては責任問題にもなり、恐いらしいです。

期外収縮は、病院でみてもらっても特に治療しないことが多く、どうせ経過観察になることがほとんどであることは知っていたので、避けていたというのもありました。
でも、これもいい機会だと思い、健康診断書を持って病院に行くことにしました。

病院での診断と24時間ホルター心電図検査

病院は、都内の循環器内科専門の病院へ行きました。
当日はレントゲン、心電図、心エコーをやりましたが、どれも問題なしでした。

加えて、先生に24時間ホルター心電図検査を勧められ、面倒だったけど、これをやらないことには正確な診断ができないとのことなのでやってみることにしました。

その結果はというと、異常心拍が20000発超えでした😱
ただ、私の場合はジムに行って少し激しい運動もしていたので、総心拍数が多かったと思います。
総心拍数に対する比率が重要ですので、それが15%でした。
25%を超える場合は手術とか本格的な治療が必要になるようですが、15%は微妙なところのようです。
それでも先生はあまり心配している様子はなく、
「15%であれば、まだ経過観察でも問題ありません。でも、もし日常生活で気になって支障が出るようなら薬を飲むという選択肢もありますが、どうしますか?」
と言われたので、私は薬を継続して飲むのはとても嫌だったので、
「気にならなくで生活に支障が出ないなら飲まなくていいんですよね。じゃあ、やめときます。経過観察で」

と言って、投薬はやめてもらいました。実際は、すごく気にはなるんですが、経過観察でもいい状態(危険ではない状態)であるなら薬は避けたかったんですよね。
ただ、1年に1回の24時間ホルター心電図検査は必要とのことでした。

ネットで期外収縮で悩んでいる方の相談投稿などで、「1日に2000発くらい出てすごく心配」などと書かれているのを見かけますが、その程度であれば全然心配する必要ないと思います。私なんて、その10倍の20000発超えですよ。それくらい出て初めて、「何かヤバいんじゃない?」という自覚が出てきたかんじですから。
気になる度合いには個人差が大きいと思いますが、万単位を超えていなければ、ほぼ心配無用だと思います。

病院での診断後、鍼治療の再開

循環器内科での診断で、心臓自体に問題がないことがわかったので、早速鍼治療を再開しました。

私の通っている鍼灸院では「一般鍼灸治療」というメニューがあり、私はそれをやってもらっています。
私の場合、痛みがあるとかではないので、全体の様子をみつつ、全身に鍼を打ってもらっています。

私の期外収縮は、心臓疾患という意味合いよりも自律神経とかストレスによるところが大きいようなので、心臓のツボだけでなく自律神経を整えるツボ、更年期障害を改善するツボなどを組み合わせて治療してもらっています。

主に鍼を打ってもらっているところは以下の部位です(下半身から順に)。

  • 足の親指の付け根辺り
  • 内くるぶし辺り
  • ふくらはぎの内側(電気温灸も併用)
  • 膝の内側
  • へそのすぐ下辺り
  • 手首から肘までの間
  • 胸の中心周辺
  • 背中の心臓の裏側辺り周辺
  • 首の後ろの頸椎を挟んだ左右

といったかんじで漠然としているのですが、かなりたくさんの箇所に打ってもらっています。

打ってもらっている時に「何に効果のある何というツボですか」と最初は聞いていたのですが、全身の状態をトータルでみて複合的な効果を考えて打っているようで、単純なものではないとわかったので聞くのをやめました。というか、素人には聞いてもすぐには理解できないと思います。
治療の方針や概略は聞くべきだと思いますが、あとはお任せでいいかな、と思います。
だからこそ、信頼できる熟練した鍼灸院を探す必要があります。

鍼治療を始めて何回で効果が出たか

鍼治療で効果がわかりやすいのは、やはり痛みや凝りだと思います。
そういう症状だと、おそらく早い人であれば1回で効果が出るかもしれません。

でも、期外収縮の場合は、すぐに効果が出る種類の症状ではありません。
ですので、最初から時間がかかるだろうとは思っていました。

ところが、2回目の治療を受けた後あたりから、急激に期外収縮の回数が減ったのがわかりました。
1回目では、ほとんど効果がみられなかったので、2回目で全く効果がなければやめようかと思っていたところでした。
これは嬉しい誤算でした。
ただ、回数を追うごとに比例して改善するのではなく、3回目の後はあまり効果が出なかったり、4回目の後はさらに効果がみられたりと、波打ちながらの改善でした。

これから期外収縮などの不整脈で鍼治療を受けようか考えている方は、やはり少し治療回数が必要になることは考慮に入れておいた方がいいと思います。

現時点では5回の治療を終えました。
症状はかなり改善され、期外収縮の回数は半減したかなという体感があります。
鍼治療で完治することは難しいかもしれませんが、かなり効果があることは実感しました。

期外収縮には背中の凝りを緩めることが重要

ネットで調べたことでもあるのですが、期外収縮のある人は、たいてい背中の特に左の肩甲骨から背骨にかけての周辺がものすごく硬くなっている人が多いそうです。
例に漏れず、私もそうでした。鍼治療を受ける前は、あまりに背中の左側が凝っていたので、ストレッチボールやフォームローラーでゴリゴリとほぐしていました。それがすごく気持ちいいんですよね。
私は下の2つを状況によって使い分けています。

背中の凝りが期外収縮を悪化させる原因にもなるらしいので、日頃から腕を回したりして、肩甲骨周りをほぐすように心がけることも大事かと思います。
卵が先か鶏が先かにはなりますが、とにかく背中の凝りと期外収縮は密接な関係があるようです。

私の場合は、それも鍼治療で重点的にほぐしてもらっていますので、かなり背中は楽になりました。
実際に特に背中は鍼を打ってもらっている時点で、すでに効いているなと感じます。
それくらい凝っているという証拠かなと思います。

鍼治療で期外収縮以外の不調も合わせて整える

期外収縮をできるだけ改善させたいということで始めた鍼治療ですが、心臓の症状だけを薬で抑えるということではなく、心身の不調をトータルに整えてもらえているのを実感できるのが気に入っています。

欠点は、やはり治療費が高いことです。私が通っている鍼灸院は一般鍼灸コースで1回7000円です。
調べたところ、他院もほぼ同額ですので、この金額が相場なのかなと思います。

でも、鍼治療は、定期的に通うことで、病気の予防や健康維持にもなりますので、大病をすることを考えたら長い目でみるとそれほどコスパは悪くないのかもしれません。

私は、今は週に1回通っていますが、そろそろ金銭的に厳しいので、間隔を少しずつ広げて行こうかなと思っています。

期外収縮に効果のあるサプリ(ホーソンベリー)も併用を検討中

期外収縮に悩んでいた時に、サプリも色々調べました。
ネットではホーソンベリー(サンザシ)のサプリが効果があると多くの記事で書かれていました。

鍼治療の効果がはっきりわからなくなるので、現在サプリは併用していません。
ただ、今後は鍼治療の間隔を空ける予定なので、その間にサプリも併用してみようと考えています。

まだ、試していませんが、アイハーブですでに購入済みです。

Swanson, ホーソンベリー、565mg、250粒

このサプリについては、また使用後にレビュー記事を書きたいと思います。

期外収縮は心理面の改善が不可欠

期外収縮は、ほとんどが良性のものなので、病院ではあまり危険視されない病気ですが、本人にとってはとても気になるし気持ち悪い感覚に常時悩まされるため深刻に悩む人も多いようです。
症状を気にすることで、またそれがストレスになり、症状が悪化するという悪循環にもなります。

期外収縮が起こる原因ははっきりしませんが、ストレスや自律神経の乱れが大きく関係するようです。

あと、悲しいことに老化も原因の1つですね😅

いずれにしても、心理面の影響がとても大きい病気なので、そこを改善することはとても大事です。
ストレスをためないことを最優先にする生活を心がけようと思います。

鍼治療はおすすめですが、まずはセルフメンテナンスとして、背中の凝りほぐし、ストレス解消対策は2本柱でやっていくのが効果的ではないかと思います。



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