ブランク25年の趣味ピアノ再開組です。
年齢的なこともあり、難曲に取り組める時間も限られています。
というわけで、ピアノの先生方からはお勧めされないとは思いますが、いきなり難曲に取り組んでおります😅
今取り組んでいるのは、有名なショパンの「革命のエチュード」です。
そして、やっと両手で超ゆっくりですが弾けるようになりました。
今回は、今後、私が死ぬまでに挑戦したいと思っている難曲を挙げてみます。
演奏効果の高い(コスパの良い)かつ難易度の高い曲を選ぶ
どうせ挑戦するなら、難易度の高い曲トップ10に入るくらいの曲に挑戦しよう!と、最初は意気込んでいました。
リストの超絶技巧練習曲の「マゼッパ」や「鬼火」、ストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」などをピックアップしましたが、調べたり実際に聴いたりしてみて無謀とわかりました🤣
音大の人でも難しいんですから当たり前ですよね😅
無謀というのもさることながら、難易度が高い割に演奏効果が低いというのもありました。
あまりにも難しい曲に必死で挑戦しても、仕上がりは絶対に完璧にできるわけもなく、しかも聴いている人が知らない曲というのでは残念ですよね。
その良い例がショパンのエチュードOp.25-6です。こちらは、ショパンのエチュードの中でも最も難しい(個人差はありますが)といわれていますが、私は曲自体を知りませんでした。
実際に聴いてみても結構地味で、その難しさがあまり伝わってこないんです。それなら木枯らしのエチュードなんかの方がよっぽど難しそうに聴こえます。
こういう曲が演奏効果が低いというんでしょうね。
そこで、曲選びのポイントをまとめました。
選曲のポイント
- 難易度が上級であること(全音ピアノピースFランク)
- 全体を通して高速パッセージが多数あること
- 比較的ポピュラーで知っている人が多い曲であること
- 演奏時間が5分前後であること
- 華やかさ、派手さがあること
せっかく挑戦するんですから、人前で弾いて自慢できるような、華やかでかつ難しい曲がいいかなと思います😊
厳選した死ぬまでに挑戦したい曲
上記のポイントをクリアした厳選曲は以下の5曲です。
結局、ほとんどがショパンという結果になりましたが、やはりピアノ曲といえばショパンになりますね。
リストやドビュッシーやラフマニノフなどもありますが、どれも演奏効果という点でクリアできませんでした。あくまで私基準ですが😅
以下の曲が完全にマスターできて、その上で時間があれば曲数が増えていくかもしれませんが、多分難しいでしょうね。
ショパン:革命のエチュード(エチュード集 第12番 「革命」 Op.10-12 ハ短調)
この曲は昔から憧れの曲でいつかは弾いてみたいと、楽譜だけは持っていました。
そして、ピアノ再開のリハビリに、いきなりこの曲に挑戦し始めました😇
譜読みから、全く一からの挑戦です。
毎日少しずつ1時間弱くらいの練習を続け、50時間(50日)にしてやっと両手で超、超ゆっくりで弾けるようになりました。
これが遅いのか早いのか(多分かなり遅い?)わかりませんが、両手で通せるようになったときはすごく嬉しかったです。
なにしろ、譜読みがまず大変でした。ショパンに特有なのかわかりませんが、とにかく臨時記号や転調の嵐で、それを把握するまでにかなりの時間を要しました。
あとはスピードアップが目標です。ただ、跳躍や、かなり厳しい指遣いの左手のアルペジオなどなど難所が多く、指が思うように動きません😭
リズム変え練習も取り入れて頑張っていますが、牛の歩みです。メトロノームの数値を5くらいずつ上げて、本来のスピードで弾けるようにコツコツやっています。
ショパン:幻想即興曲
ショパンといえば、この曲を外すわけにはいきません。
私は全く弾いたことはなかったのですが、恐らくそこそこ様になるかたちで弾けるようになるのではないかと思います。
多分、革命のエチュードより難易度はかなり低いと思います。
今から思えばこの曲から挑戦するべきだったと思います。
繰り返し部分がかなり多いので、譜読みも楽そうですし、華やかに聴こえても、それほどテクニックが必要な部分が多いわけではないようです。
この曲こそ演奏効果でいえばトップクラスなんじゃないかと思います。練習コスパがかなり良さそうです。
ショパン:エチュード集 第4番 Op.10-4 嬰ハ短調
この曲は、今回挙げる曲の中で恐らく一番難易度の高い曲だと思います。
このエチュード集の中でも最も難しい部類に入る曲です。
様々なテクニックが盛り込まれていて、コンクールなどの課題曲によく使われるらしいです。
この曲を弾かせることで、テクニックがどのくらいのレベルかを網羅的にチェックできるらしいです。
一般的にはあまりメジャーな曲ではないかもしれませんが、エチュードとは思えない、すごくカッコいい曲です。
この曲が弾けることが、ピアノの技術的には私にとっては最終到達点(限界点)のような気がしています。
いつか是非とも弾けるようになりたいです。
ショパン:英雄ポロネーズ(ポロネーズ第6番変イ長調)
この曲も、昔からずっと弾いてみたかった憧れの曲です。
これまた楽譜だけは持っていたのですが25年以上本棚に寝かせておりました😂
この曲の力強く、印象的なメロディーがすごく好きなのですが、手が小さく力が弱い女性が弾きこなすのはかなり難しい気もします。
テクニックもさることながら、重厚な和音が連続するので、力強さも要求されるという別の難しさが加わるからです。
そのため、手の大きい人が圧倒的に有利な曲だと思います。
YouTubeなどでも男性が弾いていることがほとんどなのは、そういうところもあるのでしょうかね。
それでも、いつかは弾いてみたいです。
こういう重厚なカッコいい曲を弾きこなしている自分を妄想して楽しんでいます😅
ベートーヴェン:熱情(ピアノソナタ第23番ヘ短調) 第3楽章
この曲は、たまたまYouTubeで某ピアニストが弾いているのを聴いて、すっかり気に入ってしまい、弾いてみたいリストに入れました。
この第3楽章が特にカッコいいと思いました。「熱情」といえばやはりこの第3楽章が一番人気があるようですね。
ベートーヴェンは、昔「悲愴」ソナタは弾いたことがあり、独特の暗い重厚感が好きです。
この「熱情」は、さらに高度なテクニックが要求されますが、テイストは似ている気がします。
ベートーヴェンらしい、またタイトル通りの激情的でドラマチックな曲構成です。
曲の長さは、今回挙げた他のショパンの曲より長いですが、こういう大曲も1つは弾けるようになりたいと思います。
難易度の順番
私が今回挙げた曲の難易度は、色々な人の意見をまとめると、易しい順に、
「幻想即興曲」<「革命」<「熱情」=「英雄ポロネーズ」<「エチュード10−4」
となるようです。
現在は「革命」を頑張っていますが、今後はこの難易度の順に攻略していこうかと思っています。
少ない曲数でも完成度を上げたい
悲しいことに、1曲をなんとか弾けるようになるのに1年はかかるということがわかってきました。
ですので、今回厳選した5曲をすべて仕上げるのに単純に5年かかります。そう考えると辛いものがありますね😭
Spotifyなどで色々聴いていると、あれもこれも弾きたくなりますが、到底無理な話です。
あまり手を広げすぎて、どれも中途半端にしか弾けないほうが結果的によくない気がします。
この5曲は何としてもちゃんと自分のものにして、レパートリーとして弾けるようになりたいと思っています。
今後も、また練習経過やその中での気づきなどを報告していければと思っています。