2025年8月前半は、雇用統計の悪化を受けて、9月の利下げを織り込み始めたことで上昇傾向になりましたが、後半は指標からのインフレ懸念が拭えず長期金利はもみ合い状態となりました。
9月に入ってからは、雇用統計の急激な悪化により、さらに利下げ観測が強まったことで、債券価格は急上昇しました。
利下げを織り込み始め急上昇するも失速して微増に
下は、2025年8月31日時点の楽天証券口座での債券関連の投資成績です。

2621ETF
8月上旬は、雇用統計の悪化を受けて、9月の利下げを織り込み始めたことで一旦大きく上昇しましたが、後半はインフレ懸念を示す指標が出たことでレンジ相場となり、7月末と比べて微増にとどまりました。
今度こそ大きく上昇するかと思わせて裏切られるという無限ループ状態から、いつ解放されるんでしょうか。
ただ、9月半ば現在では、雇用統計の悪化による利下げ観測が強まり、長期金利が急落したことで、2621の価格は急上昇しています。
USA360
USA360は、引き続き安定した小幅上昇となっています。
これについては、安定しているものの、地味な動きすぎて、この記事を更新する時以外は確認することも忘れています。
それでも、9月半ば現在では、株式部分の上昇も相まって、相乗効果でかなり上昇幅が大きくなっています。
ドル建て債券ETFも微増にとどまる
下は、2025年8月31日時点のSBI証券口座でのドル建て債券ETFの投資成績です。

EDVとTMFも2621と同じく、8月前半は雇用統計悪化により上昇傾向でしたが、後半はレンジ相場になったのと円高が影響して、7月末と比べて微減となりました。
9月半ば現在は、これらも2621と同じく急上昇しました。
ようやく本格的な上昇に転じるか?
8月は、債券価格は大きな動きがありませんでした。
それが9月に入ってからは、雇用統計の大幅な悪化に伴う長期金利の急落で、債券価格は急上昇しました。
8月までは、上昇すると見せかけて下がってしまうのが延々と続いていましたが、9月に入ってから、ようやくその低迷から抜け出せたようです。
9月のFOMCでどれだけの利下げがあるかによっても変わりますが、年内2回の利下げはほぼ確定しているので、ここから大きく下落することはなさそうです。
年内には2621の売却を開始できるか?
債券は値動きが小さいので、株の暴落ほどのインパクトはありませんが、超長期の低迷による精神的なダメージは、私にとっては株の暴落以上に大きかったです。
ですので、9月以降の上昇で、なんとか含み損を取り返せたら、2621は早々に売却し始めたいと思っています。
ただ、一気にではなく、新NISAでの積立投資分をそのつど購入金額分だけ売却していく予定です。
そうすることで、含み益が少しでも増えた状態での売却を進められると思います。
一方、ドル建ての債券ETFですが、こちらは現時点では長期保有の予定です。
ただし、以前に考えていたWEBLを売却してEDVとTMFを購入する予定は変更するかもしれません。
というのは、やはり米国債はここ3年の動きをみていて、保有するメリットを感じなくなってきただけでなく、精神的リスクがかなり高いということがわかったからです。
米国債ETFよりも、多少株高であってもQQQやVOOなどを購入する方が無難なのではないかと思うようになっています。
まだ検討中ですが、利下げ後の市場の様子をみつつ検討したいと思います。