2025年1月は、最安値を更新するという想定外の下落となりましたが、2月は、順調に回復していきました。
2月の後半にかけて、景気後退を示す経済指標がいくつか出たことが影響しているようです。
3月上旬現在も、緩やかに上昇が続いています。
2621ETFが緩やかに上昇し始めた
下は、2025年2月28日時点の楽天証券口座での債券関連の投資成績です。

2621ETF
2月は、緩やかですが安定した上昇が続き、最安値更新からの回復にホッとしました。
債券価格が回復してきたとはいえ、株価の方がかなり下落しているので、複雑な気持ちですが…。
株価の下落が激しいわりに、債券の方も、ヘッジになるほどの上昇ではないので、気休め程度でしかありません。
3月に入ってからの下落は久々に大きなものになっています。
2023年から2024年前半までは、株価が絶好調だったので、特に3倍レバは上下動は激しいもののプラス域は保持していて、精神的に楽でしたが、今回の下落は2022年の地獄の再来かと少し不安になっています。
こういう株価の急落の局面には、地味な動きをする債券のありがたみが出てきますね。
3年間の地を這うような債券価格の低迷は、かなり精神的にキツいものでしたが、現時点では少なくとも下落方向ではないのでよしとします。
もう少しヘッジ効果が強くなればいいのですが、また2022年みたいに一緒に下落したら最悪ですね。
USA360
2月は、珍しくUSA360の方が2621よりも成績が悪かったです。
株価の下落が激しかったのが影響したようです。
3月に入ってからも株価の下落が続いているので、しばらくはUSA360の低迷が続くかもしれません。
ドル建て債券ETFも上昇
下は、2025年2月28日時点のSBI証券口座でのドル建て債券ETFの投資成績です。

EDVとTMFも、順調に回復してきました。
2月は、経済指標の影響を受けて後半に大きく上昇しました。
TMFの上昇は3倍レバだけあって大きいですね。
2025年の利下げ回数は増える可能性あり?
インフレ再燃の懸念が払拭されていないことから、2025年の利下げ回数が2回になると予想されていましたが、3月初旬時点の状況をみると、利下げ回数はもう少し増えるかもしれませんね。
予想以上に景気後退を示す経済指標が次々に出ているので、今後の状況によっては回数が変わる可能性は十分ありますので、どうなっても動揺しないように心の準備はしておいた方がいいと思います。
ただ、利下げになると債券にとっては良い方向ですので、どちらかというと株価の方が問題になるでしょうね。
利下げが急がれるということは、リセッションに入ったことになりますから。
特定口座の2621ETFの売却時期が早まるか?
2025年に売却予定だった特定口座2621はまだまだマイナス域から脱出できないため、その代わりの新NISA資金として2022年の年初一括投資で失敗した旧NISAのレバナスを少しずつ売却し始めました。
ただ、この旧NISAレバナスはせっかく非課税で売却できるので、下落時に売却するのはもったいないので、新たに特定口座の楽天レバナスを売却し始めました。本当は売却したくはなかったのですが、年齢的にも現金比率を下げすぎるのは良くないので仕方ありません。
資金に余裕があれば、売却せずに放置かつ買い増しするんですができないのが悲しい😢
レバナスの売却等の件については、別記事で詳しく書く予定です。
3月上旬現在、株価の下落が久々のダラダラ下げになっています。ナスダック100指数の月足MACDもデッドクロスを形成しそうな不穏な気配があります。
こんな時こそ、債券が支えてくれればいいのですが、今のところヘッジの役割はあまり果たせていませんね。
株価が下がるのは辛いですけど、債券がダダ下がりのままというのも困る…。
株価と債券のバランスとして、理想は2021年辺りの状態なのですが、なかなか希望通りにならないものですね。
債券市場は、コロナ前とコロナ後で動き方が変わったような気がします。
これまでのセオリーが通用しない想定外の動きが続いているからです。
私には、重荷になってきているので、大きな利益は期待せず、含み損が消えた時点で早めに手放したいと思っています。