2024年10月は、利下げ後の債券の動きとは思えない低迷が続きました。
この低迷は短期間で終わり、そろそろ上昇するかと思いきや、再び割ることはないと思っていたラインを超える想定外の下落となっています。
2621ETFは想定以上の下落
下は、2024年10月31日時点の楽天証券口座での債券関連の投資成績です。
2621ETF
10月は利下げ後の債券の動きとは思えない低迷が続きました。
ひたすら下落が続き、ついには全く想定していなかった1,100円台に再突入してしまいました😭
多少低迷が長引くのはもう慣れっこになっていましたが、底値を割る勢いで下落していくのはかなり精神的にキツいものがあります。
特定口座、旧NISAの2621ETFはともに、大幅下落となりました。
さらに、11月5日の大統領選挙直後の長期金利の急上昇でとどめを刺されました。
インフレ懸念がいまいち払拭されていない現在の状況から、今後の利下げ予定が少し緩やかになるようなので、債券価格の回復には時間がかかりそうです。
USA360
USA360は、微増となりました。
2621がこれだけ悲惨な状況にもかかわらず、USA360はさすがの安定感です。
ドル建て債券ETFも大幅下落
下は、2024年10月31日時点のSBI証券口座でのドル建て債券ETFの投資成績です。
EDVとTMFも大幅下落となりました。特にTMFはひどいことになってます😥小額なのが救いです。
9月末時点ではギリギリプラスを保っていましたが、10月はずっと下落が続き、11月5日の大統領選挙後は7月初旬の頃の価格にまで急落しました。
逆に株式の方は、大統領選挙直後に大暴騰したので、債券のマイナスはあまり気にはなりませんが、早く緑色の数字が赤色になればいいなと期待はしています。
債券の低迷は来年まで続きそうな予感
9月6日に、逆イールドが明確に解消され、1回目の利下げが行われたにもかかわらず、10月はひたすら下落で、さらに大統領選挙直後にとどめの下落でした。
これまでの歴史でみれば、債券価格は利下げが始まった時点で、すでに上げ基調になっていることがほとんどですが、今回はセオリー通りにはなっていません。
株式と逆相関になるはずが一緒に下落し、その下落幅も記録的なものになった今回の異例の状況は、素人投資家の私には全く予想外で戸惑い続きです。
普通であれば、値動きの激しい株式の動向のほうが気になるはずなのですが、今は、結構多めに保有している債券のほうが心配の種になってしまっています。
株式のヘッジとして安定感のある投資先とみていた債券には裏切られた感があります。
2022年の4月頃から始めた2621に関しては一度もプラスになっていませんので、現時点でマイナス状態は2年半となりました。
これは、あの馬鹿にされていたレバナスより厳しい状況です😅レバナスは、マイナス60%超だったのが、すでにプラスになっていますからね。
米国では、インフレ懸念が払拭できない状況が続いており、利下げ幅もしばらくは限定的になりそうなので、債券が急激に回復するのは難しそうです。
来年には多少は回復するとは思いますが、私が思い描いていた大きな利益を確実に得られるようなものではなさそうです。
特定口座の2621ETFは2025年には手放せるのか?
これまでに予定していたのは、特定口座の2621ETFを2025年度の新NISAの資金として売却することでした。
これは、ほぼ確定事項として自分の中では織り込み済みで、まさか2024年の末までマイナスが続くとは思ってもみませんでした。
もし2621ETFがプラスになるとしても、2025年の半ばくらいになるのではなでしょうか。しかも売却するにしても利益はほぼ見込めない気がします。
あれほど毎日頑張ってナンピン買いをしたのに、ほぼ効果なしというのが悲しいですが、勉強代として受け止めることにしています。
こうして債券投資に挑戦してきたわけですが、私には難しかったというのが結論です。
株式のインデックスのように、わかりやすい動きをしないので、自分で理解できないものに投資するのは精神的にも厳しいなと思いました。
債券投資をするなら、かなり多角的な視点で経済を見る力が必要な気がしました。
ですので、とりあえず現在保有しているEDVとTMF、USA360は寝かせておくとしても、新たに債券に投資することはなさそうです。
現時点で私には、「株式と現金」というのがシンプルで精神的にもいいのかなという気がしています。