2024年8月は、株式は大荒れでしたが、債券は株式と逆相関したため下落はせず、その後は横ばいが続き、月末時点では若干の上昇となりました。
9月に入り、利下げが始まるまでは、このままの緩やかな動きが続きそうですが、利下げ後は大きく動きだしそうです。
2621ETFは横ばい後、若干の上昇
下は、2024年8月31日時点の楽天証券口座での債券関連の投資成績です。
2621ETF
8月上旬に株式の大暴落がありましたが、債券は一瞬だけ暴騰しました。
でもその後は株式が回復するにつれ債券がじわじわと下落して、再び上昇するというかたちで月末にはほぼ元に戻り、若干の上昇で終わりました。
特定口座、旧NISAの2621ETFはともに、7月に引き続き含み損が若干ですが減少しました。
9月中旬には利下げも控えていますので、その後の動きが楽しみです。上昇するのはわかっているのですが、どのくらいのレベルで上昇するかが気になります。
USA360
USA360は、地味ですが安定した上昇を継続中です。
株の部分の下落が効いているので動きはさらに地味になっています。
ドル建て債券ETFも若干の上昇
下は、2024年8月31日時点のSBI証券口座でのドル建て債券ETFの投資成績です。
ドル建てでは上昇しているのですが、円建てでは若干下落しています。
上の結果を見て、一瞬どういうこと? と思ったのですが、円高に傾いたせいですね。
8月は配当金が入らなかったので、追加購入もできませんでした。
9月の中旬から利下げが始まると、債券は安定した上昇が見込まれ、一方で株式の方は乱高下もしくはリセッションに突入し下落する恐れもありますので、今後は様子を見つつ、どちらかお買い得な方を追加購入しようと思います。
ただ、債券のバーゲンセールは、そろそろ終了で、すでに底打ちはしていると思います。
逆イールドがついに解消。今後の見通し
9月6日に、逆イールドが明確に解消されました。
セオリー通りであれば、近いうちにリセッションに入ることになります。
今回の逆イールドの期間は、1929年の世界恐慌以降で最長だったようです。
逆イールドの期間が長いほどリセッションも大きくなることが多いようなので、不安になります。
現金比率をあまり少なくしすぎないように、ある程度の下落に耐えられる準備と心構えが必要ですね。
暴落時こそ債券が輝くわけですが、私の場合、それほど大きな割合を占めているわけではないので、ヘッジ効果は限定的だとは思います。
でも、投資はメンタル面の要素が大きいので、株式が全部下落している時に逆相関で債券が上昇してくれると、気持ち的に少しは楽になる気がします。
少しでも下落をマイルドにしてくれる債券の存在は、実利だけにとどまらない役割がある気がします。
もうすぐ米国大統領選があるため、2024年中の大暴落はなさそうですが、9月半ば現在も株式の乱高下が続いています。
一方で、債券は少しずつですが、順調に上昇しています。
9月半ばのFOMC以降の利下げ動向によっては、大きな影響が出てきそうです。
まぁ、債券は利下げ後しばらくの間は、ほぼ上昇方向しか考えられませんので心配はしていません。
ここ2年の忍耐がやっと解放されていくことになりそうです。
2621ETFの売却予定は?
今後の2621ETFについてですが、これまでに書いてきたとおり、利下げ後の上昇を見込んで2025年度の新NISAの資金として売却していく予定です。
ただ、今の調子だと、評価益がほとんど乗っていない状態での売却となってしまう可能性もあります。
あまり欲を出すつもりはなく、ある程度のところで売却するつもりではありますが、リセッションの懸念も大きくなっている今、やはり少し検討の余地もあるかと思っています。
現在、一番足を引っ張っている投資信託は、債券以外では、旧NISAのレバナスです。
債券の含み損は、ほぼ確実に解消されると思いますが、もし大きな暴落が来たら、レバナスはひとたまりもありません。
特定レバナスは暴落が来てもガチホで済ませるつもりですが、年初一括で大失敗した旧NISAレバナスは満期が2026年で、それまでに暴落をくらうと損失が確定してしまいます。
そのため、2621ETFと旧NISAレバナスを見比べつつ、極力損失を減らせるようにバランスをとりながら、両方を並行して少しずつ売却していこうかと思っています。
利下げ幅や経済指標の結果を確認しつつ、方針を考えていこうと思います。
投資塾ゆうさんの話では、2025年後半から2026年にかけての辺りが暴落危険期間とのこと。
鵜呑みにするつもりは全くありませんが、2023年から2024年前半までのように順調にはいかないことは間違いなさそうです。
当面は、いろいろ難しいことを考えすぎず、資金をやりくりして新NISA枠を埋めていくことに専念するつもりです。