2024年7月は、長期金利が下落傾向にはあるものの、あまり大きな変化はなく、ほぼ横ばいでした。
ところが、この直後、8月初旬に、失業率の増加など景気後退を示す指標が出てきて、一気に米国の株価は下落しました。
それだけでなく、日本株も利上げの影響などでブラックマンデー超えの下落となりました。
8月半ば現在は一旦落ち着きを取り戻しましたが、一時は市場がパニック状態でどうなることかと焦りましたね。
2621ETFは若干上昇したものの、ほぼ横ばい
下は、2024年7月31日時点の楽天証券口座での債券関連の投資成績です。
2621ETF
6月に引き続き、7月もほとんど価格は横ばいでした。利下げ開始時期は9月でほとんど織り込み済みですが、まだ長期金利は高い状態なのでなかなか債券価格は上がりませんね。
8月初旬の、株価の一時的な暴落では一瞬債券価格が急騰しましたが、また7月時の価格に落ち着きました。
でも、逆イールドになって以降初めて株と債券のわかりやすい逆相関を見た気がします。
こういう時に債券が輝くんだなと実感しました。
特定口座、旧NISAの2621ETFはともに、6月に引き続き含み損が若干ですが減少しました。
じりじりと債券価格は上昇してきています。
9月の利下げ後にどれくらい上昇するか楽しみです😄
USA360
USA360は、ほぼ横ばいでした。
株の部分の下落が効いているようです。
株の下落時は、上昇よりもブレーキの役割のほうが強くなるようですね。
ドル建て債券ETFは、若干の下落
下は、2024年7月31日時点のSBI証券口座でのドル建て債券ETFの投資成績です。
EDVとTMF両方とも若干下落しました。
6月に、もう少しのところで買えなかったTMFを下落したところでうまく拾えたので1株追加しました。
平均取得単価が1ドル減りました😄
利下げが始まると、債券価格は確実に上昇していくと見込まれるので、安値の間に少しでもまた追加できればいいんですけどね。
逆イールド解消も間近となってきた
9月からの利下げがほぼ確定し、年内2回の利下げの可能性も高くなっているので、長い長い低迷を経てこれからようやく債券の輝く時期に入りそうです。
私は債券を株のヘッジとして購入してきたので、やっとその役割を果たしてくれそうです。
実際に、8月の下落ではしっかり逆相関していましたからね。
8月初旬の下落は、一時的に恐怖指数はリーマンショック超えになっていましたからかなりビビりましたが、半ば現在では半値戻しくらいになってきて少しホッとしています。
これまでは、株も債券も一緒に下落していたのですが、あれくらいはっきりと逆相関するのはここ2年で初めて見たかもしれません。
ただ、債券の割合が少ないので、それほどのブレーキにはなりませんでした。
やはり、しっかり資産を守るために債券を持つのであれば、半分くらいの割合にする必要があるのかもしれません。
私の場合は、現時点ではそこまで割合を増やすつもりはありません。その代わりに現金比率をあまり下げすぎないようにはしています。
私の保有している円建て債券の2621ETF、ドル建てのEDVとTMFは、長期で横ばいが続いていますが、9月の利下げ時期には急速に上昇していく気がします。
利上げ時の下落がかなり急激で大きかったので、順当にいけば今後はその逆が起こると思います。
また、現時点で2年を超えた逆イールドですが、もうすぐ解消されそうです。
今回の逆イールドは期間が過去最長らしく、期間が長いほどリセッションが深くなるとの説もあるので恐ろしいですね。
それでも、私を含めた長期投資家の立場としては、そういうことをすべて無視してホールドと積立を続け、可能であれば追加投資するというルールは守っていきたいですね。
逆イールド解消後のリセッションでどこまで暴落するのか想像すると怖いですが、後学のために、保有している債券と株の動きを実体験として検証できるのは楽しみでもあります。そういう心構えでいれば、暴落もなんとか乗り越えられる気がします😄